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独自アプリで速度が6倍以上に!?「指名買い」もある安心と信頼のプレクスター製SSD「S3C」の魅力に迫る!

2017年11月10日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラ ハッチ

提供: アユート

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 現在SSDにはSATA接続、PCIe接続、USB接続の大きく3つの種類があるが、その中でも今でも多くのPCで使われているのがSATA接続だ。速度面ではPCIe接続に劣るとはいえコストパフォーマンスに優れ、メインのストレージとして使いやすいことから人気がある。

 プレクスター最新のSATA接続SSDとなるのが「S3C」。リード最大550MB/s、ライト最大520MB/sという速度はSATA接続のほぼ限界速度となっており、最速といっていいレベルだ。今回は容量が512GBの「PX-512S3C」の速度を計測。

 ストレージ速度ベンチマークソフトとして定番の「CrystalDiskMark」を使った実際の速度もこのスペック値に近く、数値上のごまかしではなく、しっかりと実力が伴われているのがわかる。コストパフォーマンスで人気の高い他社モデルと比較しても上回っており、性能が気になる人でも満足できる速度といえる。

他社製の同容量SSDよりも高速!

CPUにCore i7-8700K、メモリー16GBを搭載したPCにて計測。左が「PX-512S3C」で、右が容量525GB、リード最大530MB/s、ライト最大510MB/sの他社製モデルの数値。シーケンシャルリード・ライト共に、実測で20MB/s以上と、ほぼ理論値と同じ差があることがわかる

 速度といえば、従来のSSDでは低容量モデルで速度が激減するというものもあったが、S3Cにラインアップされている128GB、256GB、512GBの各モデルではシーケンシャルリードは550MB/sとすべて同じ。ライト性能には差があるものの、それでも128GBモデルで500MB/sと高速で、512GBモデルの520MB/sと比べても見劣りしない性能だ。さすがに、ランダム性能では差があるが、128GBモデルでも遅いと感じることはまずないだろう。

シーケンシャルライト性能に注目しても、128GBモデル(上)でも速度低下が少ないのがよくわかる。とくに古いSSDでは、低容量モデルでの性能が大きく下がるものが多かった

 多くのSSDはオーバープロピジョニング(領域の一部を確保して最適化する機能)で高速化などを実現しているため、本来なら256GBあるのに実際に使えるのは240GB……といったように目減りしているが、S3Cシリーズは独自技術の「PlexNitro」を使うことで、容量を減らすことなく高速化を実現。全容量が使えるというメリットがある。

オーバープロビジョニングは一般的な手法だが、フルに容量を使えないというデメリットがある。減少する容量は、一般的に7%前後が多い(図は同社のS2Cページから抜粋)

 プレクスター独自のツールも魅力的なものが用意されている。とくに有用なのが「PlexTurbo」で、PCのメモリーをSSDのキャッシュとして使い、速度を大幅にアップできる。単純に速くなるというだけでなく、SSDの書き換え回数を抑えることができるため、SSDの寿命も延びるというメリットがある。

キャッシュに割り当てるメモリー容量、開放時間などを設定できる「PlexTurbo」。PCに大量のメモリーを搭載しているのであれば、ぜひ使いたいユーティリティーだ

 このPlexTurboを使うと、実際どのくらい速度が速くなるのだろうか。先ほどCrystalDiskMarkを試したPCへPlexTurboをインストールし、同じ条件で速度を測ってみたところ、驚くことにシーケンシャルアクセスで5倍以上、ランダムアクセスでも2倍近く高速化されていた。

 メモリーを大量に搭載したPC以外では使いにくいこと、突然の電源断時にファイルが壊れてしまう可能性があるといった制限はあるものの、ここまで性能が変わるのであれば使わない手はないだろう。

シーケンシャル性能が3000MB/sオーバーに。ノーマルな状態と比べ、6倍以上もの高速化している。当然、体感速度も大きく変わる

 これ以外にも、SSDの情報やファームウェアのアップデートなどができる「PlexTool」、ファイルを安全に保存する「PlexVauit」、ファイルを自動で圧縮保存し、疑似的にSSDの容量を拡張する「PlexCompressor」など、多彩なユーティリティーが用意されている。

使用中の容量やファームウェアの更新、S.M.A.R.T.情報の確認など、SSDのメンテナンスに便利な機能を備えたユーティリティが利用できる

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