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浮気や不倫はこうしてバレる!ベテラン探偵に聞く(上)

2016年08月03日 06時00分更新

文● 奥田由意(ダイヤモンド・オンライン

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芸能人や有名人の浮気や不倫の報道は絶えない。そもそも浮気や不倫はどのようなことがきっかけで発覚するのか。浮気や不倫を見抜く方法や浮気調査の実態などを探偵歴28年で浮気調査担当件数が約1万1000件、前職の探偵学校校長12年間で教え子が約4500人という大ベテランの大徳直美さんに聞いた。(聞き手/ライター 奥田由意)

発覚の大きなきっかけは
行動パターンの変化

――配偶者やパートナーの浮気や不倫が露見するのは、どういうところからなのでしょうか。

だいとく・なおみ
1969年生まれ、お悩み解決プロジェクト代表(2012年3月発足)。多様化する現代の悩みトラブルに対応すべく専門家チームを結成して、依頼人に解決策を提案している。セーフティコンサルタント、武蔵野学院大学AAF、(株)ビトク代表取締役。総合探偵社ガルエージェンシー(株)前社長、ガル探偵学校前校長。ガル探偵学校校長時代の12年間での教え子が約4500人、探偵歴28年での浮気調査担当件数が約1万1000件の他、調査担当件数約2万3000件。浮気調査や行方調査等の調査、不可解な未解決事件の捜査協力等の特殊調査や潜入調査などで、日々全国を飛び回りながら講演会やテレビ出演等など幅広い活動を行っている。

 普段の行動と違うことをする、に尽きます。例えば、男性の場合、それまではほぼ帰宅時間が決まっていたのに、突然ある曜日に限って遅く帰って来るようになったなど、行動パターンの変化が大きなポイントですね。

 主婦の場合は、朝からお化粧をすることはなかったのに、夫が起きてきたらバッチリお化粧をしているとか。また、普段はいつも不機嫌なはずの妻(笑)が、最近妙に上機嫌、というのも兆候としてよく見られることです。

――逆にいえば、浮気がバレない人というのは行動パターンが変わらないということなのでしょうか。

 そうですね。「浮気上級者」「常習者」と言えるような人は、たとえ相手と会って離れがたかったとしても、22時に帰ると決めていたら、スパッと気持ちを切り替えて帰ることができる。余裕と自制心があって、自分をコントロールできる人ですね。浮気そのものより、バレないように自己管理ができていること自体を自分の能力の発露のように楽しんでいる人さえいます。

 そうでない人は舞い上がってしまって自分を見失う。慣れないことをしているので、露見するのを恐れるあまり、異常に緊張して、間違えて奥さんに浮気相手の名前で呼びかけてしまうなど、どうにも取り繕えない失態をさらすこともあります。

――それは擁護のしようがないですね。慣れないことはしないほうが吉だと(笑)。

 実は、複数の女性と同時に付き合うような男性の「上級者」や「常習者」は、他にもいろいろ工夫をしています。

 (浮気を見破ろうとする)女性もさるもので、カマをかけることに長けている人もいます。「この店、前にも来たよね」と言って反応を見る人も多い。

 そこで、浮気に慣れている男性は、別の女性と来たのか、目の前の彼女と来たのか一瞬考えてしまったり、しどろもどろになるといけないので、会う人ごとにエリアを変える人が多いです。彼女Aとは池袋、Bとは新宿、Cとは渋谷というふうに。

 なので、もし、そのような傾向が相手の男性に見られる場合、女性は「いつも渋谷ばっかりだよね、たまには池袋にも行こうよ」と言って反応を見るのが良いかもしれませんね(笑)。

 プレゼントも妻に渡したのか、浮気相手に渡したのか、本人がわからなくなり、間違えて、浮気が発覚します。慣れている男性は浮気がバレない工夫として「プレゼントは妻も浮気相手もすべて同じものを渡す」という人が多いです。

 さらにその上手を行く女性もいるもので、直接、お店に電話して確認する方もいます。例えば、男性が企業経営者ならば、領収書をもらっていることも多い。そのような場合、「経理の者ですが、金額が大きいので個数の確認です。1つで間違いないですか」と聞くのです。すると、店側もつい「いえ3個です」などと答えてしまう。

 実際、「このような方法で私は浮気を見破った」とその手法を紹介している女性の書き込みをネットでも見たことがあります。

 それで、さらに浮気や不倫の「上級者」は同じプレゼントを違う店舗で買うようになっているようです(笑)。

相手の携帯やメールは
見ない方が良い!?

――イタチごっこというか浮気をするのも見破るのも苦労が絶えませんね。ところで、芸能人の不倫報道で、LINEの記録流出が話題になったことがありました。配偶者やパートナーの携帯やメールを見て発覚するというケースも多いのでしょうか。

 猜疑心の強いタイプの女性や20代の女性は、夫や恋人の携帯を見ている人も一定数います。男性にとっては咎め立てされるような関係でなくても、自分に黙って他の女性とランチをしただけで許せないという人さえいます。

 総じて若い人ほど寛容ではないようです。なかには、相手の携帯をGPSで監視することを交際の条件とするような女性もいます。男性側もその女性と付き合いたいので、ついつい了承してしまう。その結果、男性は常に監視され、一定時間に自宅以外のマンションなどで止まっていた記録を見せられながら「何してたの!」と詰問されるとか。

 スマートフォンは指紋認証を使っている方が多いので、だいたい相手が泥酔しているときに指を押し付けて解除します。その意味では指紋認証はバレやすく、パスワード設定にして、頻繁に変えるほうが安全です(笑)。

 ちなみに、私は調査以前に相談を受けることも多いのですが、相手の携帯やメールは絶対見ない方がいいとアドバイスします。

――それは、倫理的な観点以外の理由もありますか。

 見ても何もいいことはないからです(笑)。浮気や不倫と無縁でも、罪のない様々なお付き合いはあります。猜疑心で曇った目でそれらを見てしまうと妄想が膨らんで、良くない方に解釈してしまいます。

 もちろん決定的な証拠があったとしたら、それはそれで直接的に傷として一生残ってしまいます。あるいは友達宛ての「最近うちの奥さん太っちゃってさあ」などというメールを見てしまうと、言う側に特別な悪意がなかったとしても、傷つきますよね。それでもどうしても携帯を見たいという人には「私が代わりに見てご報告しますよ」と言っています。

――どういうふうに。

 夫が寝込んでいる隙などに、お友達を装って遊びに行きます。そこで、私が代わりに見て問題がなければそう言いますし、あれば浮気相手の存在について事実を報告します。細かいやりとりはお話ししません。

 また相手がキャバクラ嬢など水商売の女性とわかる場合は、「お金の管理さえしっかりしておけば自然に離れていきますよ」とアドバイスします。

浮気調査は事前相談が大事
発覚したらまず冷静になってもらう

――事実は報告するけれど、なるべく事を荒立てないようにするということですね。

 浮気調査の事前相談で、本人がどうしたいのかをよく確認することを大事にしています。調査報告をしたら、逆上して、「殺してやりたい」とか「いますぐ相手に証拠を突き付けてやりたい」などとおっしゃる方もいますが、「一晩よく考えて明日の朝一緒に作戦を練りましょう」と言って、まず冷静になってもらうことにしています。

 浮気は許せないけれど、別れたいわけではないとか、人によって思いは違います。その思いを汲み取ることもわれわれの職業には必須です。朝まで一緒にいて愚痴を聞くこともあります。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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