筆者は通話ができるモバイルルーターとして使う!
Niche Phone-Sを手にしてほぼ1週間。いろいろ使って考えてみたが、すでにスマートフォンが普段の生活に根付いてかっちりとその居場所を確保している現在、筆者の生活のパターンではNiche Phone-Sの隙間的な居場所はなかなか見つかりそうになかった。
Niche Phone-Sの商品企画の中で想定されたユーザーは、日常をタブレットやパソコン系などの大型スクリーン系の情報端末をメイン機と位置づけているユーザー層だろう。
Neche Phone-Sはシンプルな音声専用電話としてタブレット機と切り分けて利用するイメージだ。
しかし、移動中などにFacebook Messengerで緊急のメッセージを飛ばしたくなった時には、やはりポケットから取り出したフルスペックのスマホがありがたい。
経験の蓄積によりすでに機器によるアプリの明確な切り分けができ上がっているマルチクライアントユーザー以外は、Niche Phone-Sの並行試用は難しいかもしれない。
外部とのコミュニケーションの大半は音声通信だけ……というユーザーなら、Niche Phone-Sがすべての携行品を小さくするトリガーデバイスになってミニマルモバイルのスタイルはより良い方向に加速するだろう。
最終的に想像力の貧相な筆者が考えたマイ・ユースケースは、普段はNiche Phone-Sを音声通話もできる3Gテザリング端末としての位置づけだ。
今でも時々利用する「ポメラ」+「FlashAir」で書いた原稿をクラウドアップロードする時に、Niche Phone-Sをモバイルルーターとして利用することにした。
また、ディザスター(災害)時には大容量のモバイルバッテリーなら何回でも充電できて、普通の乾電池でも充電可能な緊急時電話として使おうと考えている。
今回の衝動買い
アイテム:
Niche Phone-S
価格:クラウドファンディングサービス「Makuake」にて8980円で購入(販売予価は1万780円)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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