荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第525回

チャトラ柄の猫は明るくてフォトジェニック！

プロレスをはじめるチャトラ兄弟

エアコン室外機の上はほどよい広さで落ち着くのか、ネコ遭遇率の高い場所。ここは2匹が仲良くくつろいでた。チャシロ兄弟だが、鼻筋の柄で区別つきそう（2017年5月 オリンパス E-M1 Mark II）

　もう1枚チャトラ兄弟と行こう。

　ふらふらとカメラを持って歩いてたら、エアコン室外機の上で寄り添ってた2匹を偶然発見したのである。猫って偶然出会ったときが楽しい。向こうは胡散臭げな顔してるけど。

　こちらはどちらも口元からおなかが白いわけだが、顔の柄が違ってるので区別はつきやすい。これは兄弟だよね。

　兄弟シリーズ第3弾は兄弟プロレスのシーンを。

仲良さそうにじゃれ合ってたチャシロの兄弟（たぶん）。マウントされても諦めずに抵抗するあたりがネコっぽくていい（2015年3月　カシオ EXILIM EX-ZR1600）

　兄弟げんか……というよりはプロレスごっこの真っ最中に遭遇。

　「おさえこんだぞ。レフリーはやく3カウント数えてくれ」

　「いや2.5カウントで返したぞガシガシ」な図。

　まあそんなわけで、チャトラ系は色が明るくて華やかなのでフォトジェニックなのでした、という話である。

　最後は口元にリングをつけたチャシロを。

鼻と口の周りを白い毛がくるっと囲んでてちょっとコミカルなとこが可愛いのであった。這いつくばって地面すれすれで望遠レンズで撮影（2016年3月 キヤノン EOS Kiss X70）

　この口元がラブリーなのである。比較的近所にいるネコなのでよく撮らせてもらってたのだが、最近姿を見かけないのでちょっと心配である。

　さて子猫物語のチャトランに話は戻るけど、子猫物語は子猫が旅をしながらいろんな出会いをする猫ロードムービー（ドキュメンタリーではない）。

　段ボールに入って川を流されるなど見ててヒヤヒヤするシーンも多く、チャトラン役のネコが実は何匹もいて撮影中に何匹か……的な裏話が飛び交っていたのを思い出すわけで、今ならネットで大炎上しただろうなと思うと隔世の感があるのであった。

　映画としてどうだったかはノーコメントということでよろしく。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい！』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』（ソフトバンク新書）、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』（玄光社MOOK）。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/