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最新パーツ性能チェック ― 第219回

AMD派待望の「RX Vega」はハイエンドGPUにおける周回後れを取り戻せるか?

2017年08月21日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

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HBM2は夢を見るためのものか?

 以上でVegaのレビューは終了だ。ゲームにもよるがシングルカードでGTX 1080 FEまたは1070 FEとほぼ同等の性能を発揮できている点はまず評価すべきだろう。

 この時点でGTX 1080Tiに遠く及ばないのは自明であり、これでハイエンドを名乗って良いのかという議論もあるだろうが、Radeonハイエンドの大空位時代に終止符を打ったことは喜ばしいことだ。Fruid Motion VideoやFreeSyncがなければ嫌だ、あるいはGeForceは飽きた(懲りた)という人にとっては、歓迎すべき製品ではなかろうか。

Radeon RX Vega 64/56は、GeForce GTX 1080/1070とほぼ同等の性能を発揮できているが、ワットパフォーマンスの悪さがマイナス要因

 ワットパフォーマンスの悪さはマイナス要因だ。パワーセーブモードにすれば消費電力はかなり抑制できるものの、Core XシリーズやRyzen Threadripperといったエンスージアスト向けCPUと併用するなら相応の電源ユニットが必要になるだろう。パワー食いでも性能で突き抜けていれば面白いが、残念ながらVegaにはそこまでの性能はない。

 というわけでVegaはゲーマー必携のビデオカードではなく、AMDやRadeonブランドが好きなユーザーが夢を見たい時に使う製品と言わざるを得ない。性能よりもRadeonであることに喜びを見いだすのであれば、迷わず飛び込むと良いだろう……流通量が少なすぎて秋葉原でも発売日に買える店舗が限られているそうだが。

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