このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第442回

スマホのUSB Type-C端子に直結できる360度カメラ「Insta360 Air」を衝動買い!

2017年08月09日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アプリで画像の共有やVR表示も可能

 昨今では、360度カメラの一番の目的は写真に写っている人すべてで、同じ撮影結果をリアルタイムで共有して楽しむことだ。

 その効果を一番発揮できるのはFacebookやLINEに代表されるSNSのへのアップロード公開と映像の共有だろう。

エクスポートと共有を選択すると、候補のSNSアイコンが表示され、それを選択するだけ。Insta360の無料専用クラウドにアップロードされ、その個別URLだけが表示され、コピーしたりQR表示形式にしたりする「リンク」もなかなか有用だ

エクスポートと共有を選択すると、候補のSNSアイコンが表示され、それを選択するだけ。Insta360の無料専用クラウドにアップロードされ、その個別URLだけが表示され、コピーしたりQR表示形式にしたりする「リンク」もなかなか有用だ

今回は、友人と共有しているLINEのグループにInsta360 Airの映像を送ることにした

今回は、友人と共有しているLINEのグループにInsta360 Airの映像を送ることにした

送るイメージは、ショートムービーのアニメーションではなく、共有者も製作者と同じように、フリック、ドラッグ、ピンチアウトなどの処理が自由にできる「パノラマ写真」だ

送るイメージは、ショートムービーのアニメーションではなく、共有者も製作者と同じように、フリック、ドラッグ、ピンチアウトなどの処理が自由にできる「パノラマ写真」だ

 Insta360 Airもそのプロセスには極めて力を入れており、操作はとても簡単だ。アップロードして共有したい映像に必要に応じてステッカーによるマスク処理を行ない、画面の上端右から二番目にある「共有」アイコンをタップ。登録したSNSの中から任意のサービスを選ぶだけだ。

実際のLINEのタイムライン上に専用クラウドに保存されたURLが表示される

実際のLINEのタイムライン上に専用クラウドに保存されたURLが表示される

URLをタップすると、該当する360度映像がスマホ上に表示される

URLをタップすると、該当する360度映像がスマホ上に表示される(最終ページの関連リンク参照)

 今回はLINEを選んでみた。そして、静止画をアップロードする形態にはいくつかのオプションがある。詳細は割愛するが、大まかには「アニメーション」「パノラマ写真」「スクリーンショット」の3種類だ。

 共有者も映像のオーナーと同じように指先で任意の場所をドラッグしたり、ピンチアウトでズーム処理などを自由にできるのがパノラマ写真。

 アプリにお任せで360度全天球映像を9秒ほどのアニメーションにしてくれるのがアニメーションだ。

 そして、最もシンプルなのが、全天球映像を1枚の写真にしてくれるスクリーンショット。

 動画映像の場合は、「パノラマ動画」と、360度全天球動画を北極点から観たような「天球型ワイドアングル動画」の2種類から選択することが可能だ。

 今回は360度の全天球静止画を共有者であるLINEの友達も発信者と同じように自由に任意の場所をタップして回転、拡大などが等しくできるパノラマ写真を選択して送ってみた。

共有手段を選択する際に「リンク」を選択すると、SNSアプリに直接URLを表示するのではなく、単にURLとQRコードがアプリ上で表示される。メールに貼るなり、独自のアプリでの連絡手段に使うなり、使い方はユーザーのお好みで自由にできる

共有手段を選択する際に「リンク」を選択すると、SNSアプリに直接URLを表示するのではなく、単にURLとQRコードがアプリ上で表示される。メールに貼るなり、独自のアプリでの連絡手段に使うなり、使い方はユーザーのお好みで自由にできる

先月行った幕張の「ギガ恐竜展2017 展示室」

先月行った幕張の「ギガ恐竜展2017 展示室」(最終ページの関連リンク参照)

6月末に訪れた台北「圓山大飯店 ゲストルーム」

6月末に訪れた台北「圓山大飯店 ゲストルーム」(最終ページの関連リンク参照)

 共有アップロードでは、Insta360専用クラウドに保存された目的のファイルのURLを送ることも、URLをQRコードに変換して送ることも可能だ。

 国内外の旅行先やイベントの現場から360度全天球映像を遠隔地にいる友人や家族、同僚に送ることができれば、現地にいない人も、その感覚は今までの平面的なデジタル写真による情報共有とは大きく異る感覚になることは間違いない。

スマホ上に表示中の映像の表示フォーマットはリアルタイムに変更可能。スマホを手に持って回ってみたりして、内部の加速度センサーで360度の向きを操作する「ジャイロスコープ」表示や、VRメガネで見る2スクリーン「VRモード」をチョイスできる

スマホ上に表示中の映像の表示フォーマットはリアルタイムに変更可能。スマホを手に持って回ってみたりして、内部の加速度センサーで360度の向きを操作する「ジャイロスコープ」表示や、VRメガネで見る2スクリーン「VRモード」をチョイスできる

VRモードをオンにすると、即座に表示映像が横型2画面に分離する

VRモードをオンにすると、即座に表示映像が横型2画面に分離する

雑誌の付録や秋葉原で安価で手に入るVRメガネを使ってVRを即体験できる

雑誌の付録や秋葉原で安価で手に入るVRメガネを使ってVRを即体験できる

 その素晴らしい感覚をより加速するなら、共有映像の「VRモード」による表示だろう。現在、スマホで再生中の360度全天球映像の設定をVRモードにするだけで、雑誌の付録や秋葉原などで売っている安価なVRメガネを使用して、即座に360度のVR映像で体感することも可能だ。

ミニ三脚があると便利かも!

セルフタイマー機能があるInsta360 Airには小さな折りたたみ三脚を買うのが有用だ

セルフタイマー機能があるInsta360 Airには小さな折りたたみ三脚を買うのが有用だ

 Insta360 Airはスマホ直結の手持ちシャッター操作が便利な長所でもあるが、場合によっては短所にも感じられる。

 デスクの中央にスマホを置いてミーティングの雰囲気を撮影するとか、パーティや宴会の席でテーブルの中央にスマホだけを置いてライブ撮影することがやりにくい。

 しかし、Insta360 Airのアプリではセルフタイマー機能があり、スマホ全体を固定できる三脚などがあれば問題は一気に解決する。

三脚を選ぶ際は、市場に多いスマホ横型ホールドモデルではなく、縦型ホールドできるモデルを選ぶのがこれからの常識だ

三脚を選ぶ際は、市場に多いスマホ横型ホールドモデルではなく、縦型ホールドできるモデルを選ぶのがこれからの常識だ

筆者の見つけた小さな三脚は、スマホクリップを90度回転させて横型にもでき、フレキシブルな3段目のアームを適度に曲げて微妙な設定角度も実現できるスグレモノ三脚だ

筆者の見つけた小さな三脚は、スマホクリップを90度回転させて横型にもでき、フレキシブルな3段目のアームを適度に曲げて微妙な設定角度も実現できるスグレモノ三脚だ

 筆者は、Insta360 Airを挿入したHUAWEI P10 Plusを縦位置で固定することのできる、コンパクトサイズのアダプター三脚を入手して便利に使っている。

 360度全天球映像を撮影できるInsta360 Airと縦位置スマホ三脚、VRメガネの3点セットがあれば、いつでもどこでも最新の映像世界を楽しめる。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:
Insta360 Air

価格:アマゾンにて2万円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン