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自分に最適なX299マザーを選び出す 各社のオススメマザーはこれだ! 第2回

VROCやM.2など高速インターフェースに力を入れるASUSのX299マザー

2017年08月01日 12時00分更新

文● 鈴木雅暢 編集●北村/ASCII.jp

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豪華演出、先進機能満載のデラックスモデル
X299-DELUXE

 X299-DELUXEは、ASUSのスタンダードブランド「PRIME」シリーズのデラックスモデルだ。先進機能、独自機能を満載した、文字通り豪華仕様の1枚となっている。

「PRIME X299-DELUXE」は、先進機能、独自機能を満載した、文字通りデラックスな1枚。実売価格6万5000円前後

 大きな特徴の1つが、ボード中心部に搭載した有機ELディスプレー「LiveDash OLED」。POST情報、CPUのクロックや温度、ロゴマークなどを表示でき、ユーティリティーで表示内容をカスタマイズできる。ミラーパネルを透過して光るオンボードRGB LEDも実に美しく、近未来的な雰囲気が漂う。

 また、IEEE802.11ad(WiGig)対応の無線LANモジュールの搭載も注目だ。WiGigは、60GHz帯を利用する無線LAN規格で、近距離ながらIEEE802.11acを大きく超える高速通信(本製品は4600Mbps)が可能。さらにHDMI、DisplayPort、USB、PCIeなどのプロトコルをネイティブで実装するため、低レイテンシーで転送できるメリットが大きい。

 インテルとHTCがWiGigを使ったHTC Vineのワイヤレスキットの開発を共同で進めていることを明らかにしており、VR用途での活用が期待されている。

 基本機能も豪華だ。M.2ソケットはデュアル搭載で1基はM.2ヒートシンクを装備する。USB 3.1 Gen.2ポートは、1基のType-Cと3基のType-Aをリアパネルに搭載するほか、フロント用のヘッダも1基装備する。さらに、Thunderbolt 3拡張カードも付属するという充実ぶりだ。実売価格は6万5000円前後と高価だが、それに見合う内容だろう。

有機ELディスプレー「LiveDash OLED」を装備。POST上方やCPUの温度やクロック、ファン回転数などを表示できる

IEEE802.11a/b/g/n/acに加えて、IEEE802.11ad(WiGig)にも対応する無線LANモジュールを搭載。低レイテンシーで高速通信ができるため、ノートPCのドッキングステーションに使われているが、VR用途でも活用の開発が進んでいる

Thunderbolt拡張カード(ThunderboltEX 3 Card)が付属。最大40Gbpsの高速転送、DisplayPort出力、最大36Wの給電機能とマルチな機能をもつType-C(Thunderbolt 3)ポートを備える

「PRIME X299-DELUXE」スペック表
フォームファクター Mini-ITX
チップセット Intel X299 Express
メモリー DDR4-4133(OC)対応×8
拡張スロット PCI Express (Gen3) x16×3、PCI Express (Gen3) x4×1、PCI Express (Gen3) x1×1
ストレージ M.2×1(PCI Express Gen3 x4/Serial ATA 6Gb/s)、M.2×1(PCI Express Gen3 x4)、SATA 6Gb/s×8
インターフェース USB 3.1×3(Type A×1、Type C×1、フロントコネクター×1)、USB 3.0×8(背面4、ヘッダピン4)、USB 2.0×4(背面2、ヘッダピン2)、S/P DIF出力(光角型)
ネットワーク 1000BASE-T対応有線LAN×2(Intel I219V、Intel I211AT)、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ad(867Mbps Wi-Fi/4600Mbps WiGig)対応無線LAN
サウンド 7.1ch HD Audio(Realtek ALC S1120A)「CrystalSound 3」

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