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マイクロソフトが「Azure Container Instances」をプレビューリリース

コンテナーホストVMの作成不要、AzureにフルマネージドのCaaSが登場

2017年07月28日 12時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 マイクロソフトは米国時間7月26日、Microsoft AzureからフルマネージドのCaaS(Container as a Services)「Azure Container Instances」のプレビューリリースを公式ブログで発表した。コンテナーホスト用のVM(仮想マシン)インスタンスを作成・管理する手間なく、数秒でAzure上にコンテナーを起動し、秒単位の課金で利用できる。

 Azure Container Instances(ACI)で作成されるコンテナーは、通常のVMインスタンスのように扱うことができるのが特徴だ。公式ドキュメントによれば、ACIのコンテナーでは、CPUコア数とメモリー容量をカスタムできるほか、パブリックIPアドレスを使用してコンテナーをインターネット上に直接公開できる。また、VMインスタンスと同様にコンテナーからAzureのストレージサービスを使うことも可能だ。

 ACIでは、「それぞれのコンテナーは、実証済みの仮想化テクノロジーを使って他の顧客からセキュアに分離される」(公式ブログ)と説明されており、おそらくHyper-Vコンテナーのテクノロジーを利用しているものと推測される。

Kubernetes用コネクターをオープンソースで公開

 ACIは、現時点ではLinuxコンテナーがパブリックプレビューで利用可能となっている。今後数週間のうちにWindowsコンテナーのサポートを開始する予定だ。コンテナーのデプロイには、Azure CLI(Command Line Interface)やテンプレートが利用できるほか、Docker HubやAzure Container RegistryなどのレジストリからDockerイメージを展開することも可能。

 ACIにはコンテナーオーケストレーション機能は含まれていない。今回、マイクロソフトはACIの提供開始に合わせて、KubernetesクラスターをACIに展開できるようにするコネクター「ACI Connector for Kubernetes」をオープンソースでリリースした。ACIのコンテナーオーケストレーターとして、KubernetesをACIのコンテナーに数秒で展開し、VM不要・秒単位の課金で利用できるようにする。

 ACI Connector for Kubernetesでは、同じKubernetesクラスターのワークロードをACIのコンテナーとVMインスタンスの両方に展開できるので、高速なスケーリングにはコンテナーインスタンスを使い、予測できるスケーリングにはVMを使うといった運用も可能になる。

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