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T教授の「戦略的衝動買い」 第436回

20インチだから定規も使える! 史上最大・最強の手書き電子ボードを衝動買い

2017年06月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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20インチの巨大電子ボードが登場

20インチの迫力はさすがだ……重さも半端ないペン&電池込みの875g。もはやモバイルではなく「デスクトップ電子パッド デジタルペーパー」かもしれない

20インチの迫力はさすがだ……重さも半端ないペン&電池込みの875g。もはやモバイルではなく「デスクトップ電子パッド デジタルペーパー」かもしれない

 電子パッド デジタルペーパーの最大の特徴はその雄大なサイズだ。初代Boogie Boardのディスプレーサイズは8.5インチ、その後の製品も、大きくても10~12インチクラスが最大だった。

 そんなコンパクトファーストな電子ボードの世界に、突然出現した20インチの手書きデジタルペーパーが本製品だ。

初代Boogie Board(上側)は交換不可のボタン電池を無理やり交換して2回延命。3回目は保留中。電子パッド デジタルペーパー(下側)は面積比約4倍の大型機

初代Boogie Board(上側)は交換不可のボタン電池を無理やり交換して2回延命。3回目は保留中。電子パッド デジタルペーパー(下側)は面積比約4倍の大型機

単4アルカリ乾電池3本で約1年動作するらしい。バッテリー交換は簡単だ

単4アルカリ乾電池3本で約1年動作するらしい。バッテリー交換は簡単だ

バッテリー込みで自重を測ったらなんと875g。iPad Proより200gも重い! だとするときっとモバイルする人はいなさそうだな

バッテリー込みで自重を測ったらなんと875g。iPad Proより200gも重い! だとするときっとモバイルする人はいなさそうだな

 当然、重量もそれなりで、電源となる単4アルカリ乾電池3本を含めると、堂々の875gとなる。

床に置いて壁に立てかけて前にキーボードを置いてみたら、誰が見ても液晶デスクトップPCのペン操作のニューモデルかと思ってしまう

床に置いて壁に立てかけて前にキーボードを置いてみたら、誰が見ても液晶デスクトップPCのペン操作のニューモデルかと思ってしまう

 画面の20インチも従来のBoogie Boardの画面4枚分以上の広さだ。普通に立てかけて前にキーボードを置くと、誰が見てもごく普通の液晶デスクトップPCの新製品に見えてしまう。

 しかし、一般的なBoogie Boardの4倍くらい大きいと言っても、ユーザーの使い方もスイッチ類も、大部分は7年前のオリジナルBoogie Boardと同じだ。

この出っ張りの中央にあるのが全画面消去ボタン。誤動作防止ロックやSDメモリーカード記憶機能はないので、根気とスッキリさっぱりした性格が求められる

この出っ張りの中央にあるのが全画面消去ボタン。誤動作防止ロックやSDメモリーカード記憶機能はないので、根気とスッキリさっぱりした性格が求められる

 基本的にBoogie Board系の手書きデバイスは、付属のペンで筆記し、消去ボタンで消すことを繰り返して活用するものだ。

 悲しいことに、時間をかけてどんなにたくさんの文字や絵を丁寧に描いても、一部分だけを消すことは不可能なテクノロジーになっている。

 なので、部分的な描き間違いはペンで消去線を引いて書き直すか、大きな余裕のある心をもって、いつ何時でも、スッキリと消去ボタンを押すいさぎよさが求められる。

 今回の電子パッド デジタルペーパーもそのあたりは同様だ。中央下部に横幅の3分の1くらいのサイズで少し出っ張っている場所があり、そこの中央付近にゴミ箱マークのアイコンの付いたボタンがあるが、それが消去ボタンだ。

 形状から言ってこの電子パッド デジタルペーパーを壁などにもたせかけて置いておく場合は、この消去ボタンを上にして安定性を確保して置く場合が一般的だ。

 そのため、電子パッド デジタルペーパーを取り出す時に、時々間違って消去ボタンあたりを摘んでしまうことが多い。筆者も何度かそうやって、消す意志のない筆記結果を間違って消してしまったことがあるので要注意だ。

過去のBoogie Board系製品のペンだけを抜き出してみた。最近多い安っぽい扁平型(右から2番目、3番目)ではなく、初代に近い鉛筆のような丸軸がグッドだ

過去のBoogie Board系製品のペンだけを抜き出してみた。最近多い安っぽい扁平型(右から2番目、3番目)ではなく、初代に近い鉛筆のような丸軸がグッドだ

 電子パッド デジタルペーパーは最近のBoogie Boardや互換機などが採用しているペラペラしたペンではなく、初代機のように鉛筆のような丸軸のしっかりしたペンが付属しているのでありがたい。

電子パッド デジタルペーパーの背面は額縁部分を除き、ほぼ全面が丈夫な金属パネルで覆われている

電子パッド デジタルペーパーの背面は額縁部分を除き、ほぼ全面が丈夫な金属パネルで覆われている

 また電子パッド デジタルペーパーの裏側は丈夫な金属パネルになっており、職場や自宅で電子パッドとして使わない時などは、裏返してマグネットボードとして利用することも可能だ。

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