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『EW2770QZ』はブルーライト軽減&フリッカーフリー機能搭載

環境光に合わせて色味を自動補正する目にやさしいBenQの液晶ディスプレイがいい!

2017年07月05日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

提供: ベンキュー ジャパン

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1日自宅の仕事部屋で使ってみた

 ということで、筆者の仕事部屋にディスプレイを設置し、丸1日使ってみた。もちろん、B.I.+をオンにして使用。色味や輝度の変化を観察しつつ、仕事での使用感をレポートしよう。

 自宅の2階にある仕事部屋は、窓に背を向けて、つまりディスプレイを窓へ向けて作業している。執筆時はちょうど夏至の日だったので、日が高く直射日光はまったく差し込まない時期だが、晴天時は外光が明るく室内灯は点灯しないで仕事をしている。

 画像モードは標準に設定。ちなみにsRGBやRec.709などに設定するとB.I.+が使えず、固定の設定になる。まずは、ワードを使って原稿を書いてみたが、背景の白色はちょうど「白色」に見える状態。画面の右下に“目”のアイコンが表示され(設定により非表示も可能)、明るさはMaxの状態のようだ。文章を書く作業時は、ブルーライト軽減にするとより目の負担を軽減できる。写真をチェックしたり動画を楽しんだりするとき以外はブルーライト軽減をオンにして使うと長時間作業しても疲れにくい。

↑“目”のアイコンが画面右下に表示され、調整していることが視認できる。表示しない設定も可能。

 立ったり座ったり、日が陰ったり猫が邪魔したりして光の状態が変わると、“目”のアイコンがその都度表示され、細かく調整されているようだ。写真を現像する作業をしても、きちんと白色に見えるので補正に迷うことはない。暗部や白飛びしがちなディテールもしっかり表現してくれていて、夕闇の風景写真もしっかり認識でき、補正しやすい。明るい室内でもかなり見やすかった。

↑写真を現像する際も、黒つぶれや白飛びすることもなく、しっかりディテールを確認できた。

 夕方になると、室内灯(蛍光灯)を点けて作業。多少暗くなり輝度も少し落としているが、見た目としては明るく感じ過ぎないちょうどいい感じ。その後、夜になると完全に蛍光灯の明かりのみとなり、輝度もさらに落ちた。でも白色は赤みも青みもかかって見えることなく、きちんと補正されており、暗い部分もしっかり表現されているのでとても作業しやすい。試しに常夜灯にして暗くしたところ、“目”のアイコンが反応してから徐々に輝度が落ちていき色温度も調整しているようだ。一気に変わらないので極端に環境光を変化させないと、変化の程度がわからないぐらい。色温度や輝度を気にせず、ごく自然に作業へ打ち込める。

 今回は極端に色温度が変化する環境ではなかったが、常に最適な輝度、色味で表示してくれるのはとても便利。しかも、輝度もちゃんとディテールや色合いを損なわずに調整してくれるので、目の負担も少なく、フリッカーフリーの効果もあってか、目薬を指す回数が普段よりは減っていた(個人差はあります)。以前ブルーライト軽減のメガネを使っていた時期があったが、メガネを掛けたり外したりするのが面倒でやめてしまった経緯がある。ディスプレイで設定できればそんな負担もなく、目を守ってくれる。


↑タイムラプス撮影した動画。
カメラでの撮影と実際の目で感じるのとは違うが、なんとなく変化はわかるはず。

 もちろんデザイナーが仕事で利用するとなると、より正確な色味が必要なので、逆に変化しないほうが望ましいが、普段使いでの利用はもちろん、事務的な仕事で常に画面を見続けている人には、この製品はとても有効だろう。長時間ディスプレイに向かっている人にとって、目の負担は相当なもの。それをディスプレイ側で自動的にケアしてくれることで、作業の集中力も増すはずだ。

 基本的にディスプレイは、色温度も輝度も固定で使う場合が多いが、環境光が変化する場所での使用となると、その都度設定を変更したいところ。でも、実際には面倒なので明るすぎず暗すぎず、ちょっと赤みかがっていてもまぁいいかという感じで使っている人が多いはず。本製品なら、そんな心配は無用となり、常に最適な状態で作業ができるようになり、目の負担もかなり軽減される。27インチ2560×1440ドットというのは、OSの画面設定で拡大表示せずとも文字が読み取れるサイズ感であり、作業領域としてもちょうどよいサイズ。プライベートにも仕事にも活用してほしい製品だ。

↑ディスプレイの設定で、スケールは100%でも十分文字を認識できる。48歳の筆者でも大丈夫!

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(提供:ベンキュー ジャパン)

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