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ベンチマークやバッテリー駆動時間をチェック

省電力Core i7-7Y75の性能は? 新「XPS 13」のパワーを知る (2/2)

2017年06月09日 09時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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高速ストレージと長時間バッテリーを搭載

 XPS 13 2-in-1のストレージはPCIe接続のNVMe SSDであり、リード、ライトともに非常に高速なタイプ。そこで、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、シーケンシャルリードが1000MB/sを大きく超えていた。実際に使っていてもOSの起動、アプリの立ち上がり、ファイルのコピー、サイズの大きなファイルの読み込みなど、いずれも高速でキビキビとしており、軽快に作業できた。

CrystalDiskMarkの結果

 モバイルノートにとって、バッテリー駆動時間の長さも気になるところ。XPS 13 2-in-1は4セルバッテリー(46Whr)を採用しており、MobileMark2014で約8.5時間、Netflixのストリーミングビデオ再生で約7.2時間となっている。

製品に付属するACアダプター。ケーブルがちょっとかさばるが、小型軽量タイプだ

シリアル番号や認定/認証ラベルなどは、本体底面のカバーに隠されており、デザインへのこだわりを感じさせられる

 そこで、バッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみた。なお、BBenchは「60秒間隔でのウェブ巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている。

BBenchによるバッテリー駆動時間結果
画面の明るさ 駆動時間
40% 6時間44分

 公称値の8.5時間には及ばないものの、6時間44分の駆動が可能だった。ちなみに、Core i5とフルHDディスプレーを搭載したモデルの場合は、カタログ値がMobileMark 2014で約15時間、Netflixのビデオストリーミング再生で約10時となっているので、BBenchでも10時間くらいは持つと思われる。バッテリー駆動時間の長さを重視するなら、そちらのモデルも検討してみるといいだろう。

デルのXPS 13 2-in-1。洗練されたデザインと性能の高さが魅力的だ

 直販サイトでは、今回試した「XPS 13 2-in-1 プラチナハイエンド・QHD+タッチパネルモデル」は20万2980円(税別、クーポン適用で17万2533円、6月8日現在)、最小構成だと16万2980円(税別、クーポン適用で13万8533円、6月8日現在)になっている。洗練されたデザインや性能の高さを考えると、なかなかリーズナブルな価格設定だといえる。使い勝手が良いモバイルノートを探している人には、ぜひ注目してほしい製品だ。

試用機の主なスペック
機種名 XPS 13 2-in-1 プレミアム・QHD+タッチパネル・Office付
CPU Core i5-7Y54(1.2GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 615
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 13.3型(3200×100ドット)、タッチ対応、IGZOパネル
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
内蔵ドライブ
インターフェース Thunderbolt 3端子、USB 3.1(USB Type-C)、ヘッドフォン端子、MicroSDカードスロットなど
サイズ/重量 およそ幅304×奥行199×高さ8~13.7mm/約1.24kg
OS Windows 10 Home(64bit)
デル株式会社

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