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COMPUTEX TAIPEI 2017レポート 第19回

ASUSのX299マザーはVROC対応でリード12GB/s! X399マザーはソケット固定にトルクスネジ

2017年06月01日 10時15分更新

文● 中山 智 編集●北村/ASCII.jp

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高耐久の「TUF」シリーズ

 高負荷での連続稼働などに適した「TFU」シリーズも「TUF X299 MARK 1」と「TUF X299 MARK 2」の2製品をリリース。ワークショップでは上位モデルの「TUF X299 MARK 1」について主に解説がなされた。

 TUF X299 MARK 1にはチップセットの上部にファンを搭載し、その下に配置されるM.2 SSDが冷却可能。またUSBドングルを使ってBluetooth経由でマザーボードの問題をスマートフォンで確認する「TUF DETECTIVE 2」にも対応している。

TFUシリーズのロードマップ

チップセット上のファンが特徴的なTUF X299 MARK 1

CPUソケットの左右に4基のメモリースロットを配置

ファンを使ってM.2 SSDを冷却するシステム

ファンの効果により25度以上も下げられるとのこと

最大15kgの荷重に耐えられる「TUF VGA Holder」でビデオカードをホールド

大きなビデオカードもTUF VGA Holderでしっかりと固定できる

X299マザーの多くが
仮想RAID技術「VROC」に対応

 今回発表されたX299マザーボードの多くは、仮想RAID技術の「VROC」に対応し、PCI Express接続のSSDながら、ブート可能なRAIDアレイが構築可能となる。VROCには専用の拡張ボード「HYPER M.2 X16 CARD」を使用し、4基のM.2 SSDをセット可能。合計2枚のHYPER M.2 X16 CARDを装着できるので、最大8基のSSDが搭載できるわけだ。

 ただしRAID 0に関してはそのまま利用できるものの、RAID 1やRAID 5の場合は別売のマザーボードに装着するドングルを購入する必要がある。

ワークショップで展示していた「VROC」のデモ

4基のM.2 SSDを装備した「HYPER M.2 X16 CARD」

スペックではシーケンシャルリードで約12GB/sとされており、デモでもそれに近い数値を計測

別売のドングル。マザーボードに専用のコネクターが用意されている

AMD X399チップセット搭載マザーもお披露目

 ワークショップ自体はX299をメインとした内容だったが、「Ryzen Threadripper」に対応する「X399」チップセットを搭載したマザーボード「ROG ZENITH EXTREME」もお披露目。発売時期がまだ先なため、最終デザインではないものの、ゲームユーザー向けのハイエンドな仕様となっていた。

X399チップセット搭載の「ROG ZENITH EXTREME」

CPUのサイズが大きいため、ソケットの固定はトルクスネジを使用する予定とのこと

PCI Express x16スロットは4基で、10Gbit Ethernet対応のボード「ROG AREION 10G」が同梱される

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