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プロジェクト10シーズン目に突入! ミクAMGで挑む2017年 第4回

6年ぶりのポールから一転ノーポイントへ! 衝撃の結末だったGT富士

2017年05月13日 17時30分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp 撮影●鉄谷康博、加藤智充

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関係者インタビュー

安藝貴範 代表

 残念な結果になってしまいました。ペースも良く、後ろとのマージンも取れてたし、ミスのないレースだったと思います。それぞれのスティントであと数周タイヤがもってくれれば、面白いレースだったんですけどね。

 2回目の片岡選手のスティントのときに、ロングになるので燃料を多めに入れたことも影響しているのかもしれません。せっかく6年ぶりにポールポジションを獲れたのに、厳しい決勝でした。オートポリスはAMGと合っているコースだと思うんですが、ほかのマシンも速いと聞いています。次から次へと強敵が現れますが、まだ良い流れは途切れていないと思うので、頑張ります。

片山右京 監督

 富士は特殊な荷重がかかったりハードブレーキングしたりと、タイヤへの負担が大きいのですが、2回のパンクは想定外でした。原因を突き止めないといけません。作戦も最初は良かったんですけど、最初のスティントで思ったよりタイヤが摩耗してしまって、早めにピットインせざるを得なくなってしまったところから崩れてしまいました。

 本当は谷口選手にもっと引っ張ってもらう予定だったんですが、あのスティントもバーストで数周早くピットに入らないといけなくなってしまって。苦手と言われていた富士でペースとしてはかなり良いタイムで走れていたし、途中までは1位だったことはポジティブな要素ですね。

谷口信輝 選手

 予選ではまさかのポールが獲れて、空気も良かったんですが、決勝前の練習走行から片岡選手からフィーリングがあまり良くないと。それでも最初のスティントは片岡選手が頑張って1位を死守してくれたんですが、タイヤがもたないということで早めのピットインに。そのあと自分に交代して、できる限りプッシュして後ろとのマージンもかなり稼いだんですが、次のピットインまであと4~5周というところで左前のタイヤがバーストしてしまいました。

 これまでの貯金もなくなったどころか順位も落ちてしまって。バーストした場所がBコーナーの侵入だったので、レースが台無しになってしまうほどではなかったのが不幸中の幸いです。最後のスティントは片岡選手が4位をキープしていたので何事もなければそのままゴールのハズだったんですが、またもやバーストと。結果的に決勝でのポイントはなくなってしまいましたが、ポールポジションで1ポイント入ったのは救いですね。今回のレースは本当に残念でした。

片岡龍也 選手

 最初のスティントは苦しい中でも意外と頑張れたんですが、見た目以上にフィーリングが悪くてタイヤの摩耗も早く、後ろから11号車が来ていたこともあり、予定より早めにピットインしないといけませんでした。谷口選手のペースも良く、通常なら2~3スティント目というのはコンディションも良くなってタイヤにも優しくなるのですが、ちょっとペースが落ち始めたと思ったらバーストで。

 その後、3スティント目を走ったわけですが、まったくペースが上げられませんでした。そんな状況の中、33号車がとんでもないペースで走ってきたので、抑えられるわけもなく……。そのうえ、同じ場所がバーストするし。本来ならウェイトを40kg積んでいることを考えれば、4位でゴールは上出来だったんでしょうけど、もったいないレースでしたね。

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