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SDS製品群も第14世代PowerEdgeサーバーで大幅強化へ、「Dell EMC World 2017」レポート

Dell EMCがストレージを全面刷新、オールフラッシュIsilonなど発表

2017年05月11日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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SDSは今夏のPowerEdge 14Gサーバーで大幅に強化される予定

 「VMware vSAN」「Dell EMC ScaleIO」「Dell EMC Elastic Cloud Storage(ECS)」などのSoftware-Defined Storage(SDS)製品群は、すでに今夏出荷予定の第14世代(14G)「Dell PowerEdgeサーバー」に対応しており、幅広いワークロードにおいてパフォーマンスとスケーラビリティを大きく向上することがアナウンスされている。

 しかしながら、今回はPowerEdge 14Gサーバーの詳細なスペックが明らかにされておらず、SDS製品についても具体的なパフォーマンス比較数値などは発表されていない。

PowerEdge 14Gサーバーは、最新の“Skylake”Xeonを搭載して今夏出荷開始予定(写真はR940)

 また、PowerEdge 14Gサーバーをベースに、NVMeドライブやNVDIMM(不揮発性メインメモリ)などを組み込んだ、SDS最適化構成済みハードウェアである「Dell EMC VMware vSAN Ready Nodes」および「Dell EMC ScaleIO Ready Nodes」、「Dell EMC Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodes」も提供される予定。

各SDSに最適な構成で提供される「ScaleIO Ready Nodes」「VMware vSAN Ready Nodes」

 なお、ScaleIOについては、スケーラビリティや管理効率を高めた次世代版の「ScaleIO.Next」が開発中であることがアナウンスされている。インライン圧縮、スナップショット、シンプロビジョニング、ボリュームマイグレーションなどの機能が改善されるほか、NVMeフラッシュドライブ、「VMware Virtual Volumes」へのサポートなどが示されている。

 一般提供開始時期は、PowerEdge 14GサーバーベースのScaleIO/vSAN/Storage Spaces Direct Ready Nodesは今年中盤から、ScaleIO.Nextは今年下半期からとなっている。

“コンバージドな”バックアップアプライアンス、IDPAを発表

 新しいデータ保護製品として、バックアップアプライアンスの「Dell EMC Integrated Data Protection Appliance(IDPA)」が発表された。ミッドエンタープライズ向けの「DP5300」「DP5800」、ラージエンタープライズ向けの「DP8300」「DP8800」の4モデルがラインアップされている。DP8800の最大論理容量は50PBで、クラウドティアリングの利用により最大150PBとなる。

 IDPAについて、ゴールデン氏は、事前構成済みで容易に導入できる「コンバージドインフラ製品のような」バックアップ製品だと説明し、単一アプライアンス/単一コンソールで大規模/混在環境のバックアップを統合できると説明した。なお、従来型のバックアップシステム比でスピードは10倍(最大68TB/時)であり、重複排除処理によるデータ削減率は55:1だとしている。

“コンバージドな”バックアップアプライアンス「Integrated Data Protection Appliance(IDPA)」も発表

 また、クラウドDRを実現する「Data Domain Cloud Disaster Recovery」や、クラウド環境でも実行可能な「Data Domain Virtual Edition (DD VE) 3.1」も発表されている。ゴールデン氏は、これらの新製品により、オンプレミスシステムのクラウドへのバックアップ(クラウドDR)だけでなく、AWSなどのクラウド上で稼働するアプリケーションのバックアップも容易になる、とアピールした。

 一般提供開始時期は、IDPAが今夏から、またDD VE 3.1は今年6月からとなっている。

* * *

 以上、今回はDell EMC World 2017で発表されたストレージ製品およびデータ保護製品について紹介してきた。次回は引き続き、ハイパーコンバージドインフラの「VxRAIL」新版、「使用量払い」「月額払い」など“クラウドサービス風”の製品購入モデル、そしてヴイエムウェアによる新発表について紹介する。

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