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T教授の「戦略的衝動買い」 第422回

堅牢デザインや異素材縫込みベルトが魅力! カシオの腕時計「G-STEEL」を衝動買い!

2017年03月22日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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強化した耐衝撃性とデザインが魅力

強度の確保とデザインバリエーションの拡張という2つの目的を実現した「レイヤーガード構造」。筆者のG-STEELの場合、ベゼルは上段のステンレスと下段の樹脂の2レイヤー構造になっている

強度の確保とデザインバリエーションの拡張という2つの目的を実現した「レイヤーガード構造」。筆者のG-STEELの場合、ベゼルは上段のステンレスと下段の樹脂の2レイヤー構造になっている

一般的な腕時計はベゼルはシングルレイヤーで、GMTタイプでは回転ベゼルであったり、宝飾系や高級腕時計ではホワイトゴールドなどを採用することも多い(写真はグランドセイコー・スプリングドライブGMT)

一般的な腕時計はベゼルはシングルレイヤーで、GMTタイプでは回転ベゼルであったり、宝飾系や高級腕時計ではホワイトゴールドなどを採用することも多い(写真はグランドセイコー・スプリングドライブGMT)

 筆者が特に興味を持って購入したのは、いずれも単なるタフウォッチだけではなく、デザインを面白くしている2つのユニークな特徴だった。1つは、ベゼルの「レイヤーガード構造」と呼ばれる仕組みだ。

 一般的には金属や樹脂など単一の材料で構成されるベゼルを、G-STEELの場合、異なる複数の素材を重ねて用いて、二層のレイヤー構造にすることで、さらなる耐衝撃構造を実現している。

 また、メタル素材と樹脂系素材を重ねて利用することで、新しいカラーコンビネーションや素材の持つ異なるテクスチャーの柔硬感の組み合わせで、新しいベゼルデザインにチャレンジしていることだ。

G-STEELのもう1つの製品的魅力は、レイヤーガード構造のケースに極めてメカニカルな形状で繋がるタフレザーバンドの存在だ

G-STEELのもう1つの製品的魅力は、レイヤーガード構造のケースに極めてメカニカルな形状で繋がるタフレザーバンドの存在だ

本体ケースに繋がる部分は極めて立体的な盛り上がりを強調したベルトデザインになっている

本体ケースに繋がる部分は極めて立体的な盛り上がりを強調したベルトデザインになっている

 そしてもう1つは、やはり腕時計の外観デザイン、特にベルトに対する新しいチャレンジだ。

立体的なベルトデザインと言えば、すでに2015年にTAG HEUERが自社のスマートウォッチである「CONNECTED」モデルに採用している(右)。表面革に対して背面に耐水系の素材を使い縫い合わせることで、汗をかく季節でも気軽に使える高級革ベルトも可能だ

立体的なベルトデザインと言えば、すでに2015年にTAG HEUERが自社のスマートウォッチである「CONNECTED」モデルに採用している(右)。表面革に対して背面に耐水系の素材を使い縫い合わせることで、汗をかく季節でも気軽に使える高級革ベルトも可能だ

 今回、G-STEELの“合皮タフレザーベルト”は、2015年にスマートウォッチに参入したアナログ腕時計の老舗であるTAG HEUERのスマートウォッチ「CONNECTED」の革ベルトモデルでも採用されている、立体感のある異素材の合わせ縫込みベルトだ。

G-STEELに採用されている合皮タフレザーは、ABS系の接続部品と耐水系の背面シートと表面の合皮を組み合わせ縫い合わせることで、立体感のあるデザイン性と耐久性、ファッション性の3つを実現している

 ブランドパワーなのか、ベルトだけで3万円を超えてしまうTAG HEUER製と比較すると、ベルトの値段で本体が買えてしまうG-STEELの“合皮タフレザー”ではあるが、その質感や仕上がりの良さは勝るとも劣らない雰囲気だ。

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