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春だから始めよう、プロ並みに撮れる技あり機種【デジカメ特集】 第2回

6万円台からでも機能はスゴイ! ニコン、キヤノン、リコーのエントリー一眼レフ

2017年03月16日 13時00分更新

文● 周防克哉 編集●ハシモト

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スマホとの連携強化でSNSアップロードも簡単
ニコン「D5600」

本体サイズは幅124×奥行き70×高さ97mm、重量はバッテリーとメディア込みで約465g。装着しているレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属するレンズキットが直販サイトで13万2300円で販売されている

本体サイズは幅124×奥行き70×高さ97mm、重量はバッテリーとメディア込みで約465g。装着しているレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属するレンズキットが直販サイトで13万2300円で販売されている

 ニコンのデジカメラインナップの中で、エントリークラスの上のほう、ミドルクラスのちょい下に位置するのが「D5600」だ。

 基本的に従来モデル「D5500」の後継機にあたり、おもなスペックは踏襲しつつ部分的な機能アップが図られている。

大きなモードダイヤルと右手側に備わるコマンドダイヤルが特徴的

大きなモードダイヤルと右手側に備わるコマンドダイヤルが特徴的

背面モニターは3.2型(約104万画素)でタッチ操作対応だ

背面モニターは3.2型(約104万画素)でタッチ操作対応だ

横開きのバリアングル方式。自撮りも行なえる

横開きのバリアングル方式。自撮りも行なえる

インターフェースは左手側に集中しているが、HDMI出力だけは右手側にある

ポップアップ式の内蔵ストロボ。ガイドナンバーは約12

 大きな変更点は「BLE」(Bluetooth Low Energy)に対応した点だ。D5500では無線LANのみだったためスマホとの接続で一手間かかっていたが、D5600では最初の1回だけ設定を行なえばあとはカメラの電源を入れるだけで常時スマホとの接続が可能になっている。

 撮影した画像を自動的にスマホへ転送することもできるので、SNSへの投稿なども楽にできるようになった。またタイムラプス動画の撮影が可能になるなど、ミドルクラスで採用されている機能も取り入れている。

光学ファインダー使用時はタッチモニターが
タッチパネルに変身して操作をサポート

 撮像素子はAPS-Cサイズ。ニコンでは「DXフォーマット」と呼ばれるサイズだ。有効画素数は約2416万画素。光学ローパスフィルターレスになっている。

 画像処理エンジンには「EXPEES 4」が組み合わされ、ISO感度はISO 100からISO 25600までが設定可能になっている。

 背面モニターは3.2型で横開きのバリアングル方式を採用。タッチ操作にも対応し、同社のハイエンドモデルに搭載されている再生時のコマ送りを簡単に行なえる「フレームアドバンスバー」も採用された。

モードダイヤル基部にあるレバー操作でライブビューになる。「LV」表記を奥に押し込むように見えるが、手前に引く

モードダイヤル基部にあるレバー操作でライブビューになる。「LV」表記を奥に押し込むように見えるが、手前に引く

撮影時に背面モニターに表示できるインフォメーション画面の配色を選べる

撮影時に背面モニターに表示できるインフォメーション画面の配色を選べる

ファインダー視野率は約95%、倍率は約0.82倍。見える大きさは小さめだが、APS-C機でエントリークラスなら標準的な大きさだ

ファインダー視野率は約95%、倍率は約0.82倍。見える大きさは小さめだが、APS-C機でエントリークラスなら標準的な大きさだ

 光学ファインダー使用時でも背面モニターをタッチすることでAFフレームの移動や測距ポイントの指定が可能な「タッチFn」は引き続き搭載され、カメラを構えたまま自由にピント位置の調節が可能になっている。

 同機能では設定次第で自動ISO感度設定のオン/オフや光学ファインダー内のグリッド表示のオン/オフ切り替え、絞り操作を行なうこともできる。

 光学ファインダーでの撮影時に有効な位相差検出センサーは39点の測距ポイントがあり、画面の広い範囲をカバーしている。

 ライブビュー時にはコントラスト検出方式になるが、顔認識機能の利用も可能で確実なピントあわせが可能だ。ファミリー層にはうってつけだろう。

 秒間5コマの連写機能やフルHDの動画撮影機能、エフェクト系の機能も備わり、本格的な撮影からフルオートでの手軽な撮影まで広い範囲をカバーできる。

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