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T教授の「戦略的衝動買い」 第420回

iPhoneで激薄モバイルオフィスを実現!? 世界最薄キーボード&Lightningケーブルを衝動買い!

2017年03月08日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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世界最薄(?)なモバイルオフィス環境を構築してみた

筆者のデスク周りにあった薄系ガジェット。右から分厚い順に並べてみた

筆者のデスク周りにあった薄系ガジェット。右から分厚い順に並べてみた

 さて、最新鋭の“世界最薄ガジェット”が2つも揃えば、ついでにそのほかの必要なモノすべてを薄いガジェット系の商品でまとめ上げたくなる。実現すれば、間違いなく“世界最薄系どこでもモバイルオフィス”になりそうだ。

 筆者の机の周りを見渡した所、だいぶん前に買って愛用しているパナソニック製の薄型モバイルバッテリー(2420mAh、薄さ11mm)と、秋葉原のバックストリートで買った折りたたみスマホスタンド(薄さ2.8mm)を見つけた。

それぞれが薄いと全部重ねても30mm少々で、重さもたったの374g

それぞれが薄いと全部重ねても30mm少々で、重さもたったの374g

 これらに最薄・最軽量モバイルオフィスの中心となる筆者のiPhone 7 Plus(実測薄さ7.7mm)を全部加えると、なんと全部積み重ねても薄さ約30mm少々、総重量もたった374gのウルトラ・モバイル・オフィスの完成だ。

実際に世界最薄アイテム2個を含む薄系ガジェットで実現したモバイルオフィス

実際に世界最薄アイテム2個を含む薄系ガジェットで実現したモバイルオフィス

 そこで、実際に、ウィキーポケットキーボード、iPhone 7 Plus、パナソニックモバイルバッテリー、スマホスタンド、ライフリンクの5点を接続して使ってみた。

 簡単なメールと、結構長い文章に追加、変更を試みてみたが、筆者にはなかなか努力が要りそうな組み合わせだった。

 タイプライター文化が昔からネイティブではない日本においては、昨今のスマホユーザーならフリック入力でスマホ単体で入力するほうが快適快速なのかも知れない。

 一方、長年QWERTYキーボードに馴染んだ世代にとっては、キー入力の感度やタクタイル感のなさに大いに不満が残るかもしれない。

反則とは分かっていて、使い慣れたThinkPadキーボードを取り出して比較してみた。なんと重量差は85g対420g。その差は約5倍

反則とは分かっていて、使い慣れたThinkPadキーボードを取り出して比較してみた。なんと重量差は85g対420g。その差は約5倍

キーボードが違うだけで、まったく別世界の快感だ。個人差と使うシーンの違いはあるが、最終的に筆者は何とか使える85gではなくて、重くても便利で快適な420gを選ぶ事になりそうだ

キーボードが違うだけで、まったく別世界の快感だ。個人差と使うシーンの違いはあるが、最終的に筆者は何とか使える85gではなくて、重くても便利で快適な420gを選ぶ事になりそうだ

 試しに、筆者の場合、長い間使い慣れているThinkPadキーボードに交換して再度同じように入力してみたが、確実性と安心感に大きな差を感じてしまった。

 そもそも、超軽量世界最薄のキーボードと普通のThinkPadキーボードを比較すること自体がナンセンスではあるが、それを思うと同時に、それでは世界最薄のウィキーポケットキーボードは、日本の誰を対象ユーザーとしたのか分からなくなってくる。

 スマホ単体でのフリック入力に堪能な層ではなく、QWERTYキーボード入力による効率アップを考える層で、従来の伝統的なキーボードの特徴である、クリック感やタクタイル感を無視できるユーザー層が今の日本にいったいどのくらいいるのか筆者には見当がつかない。

基本アイテムであるスマホやスタンドをほかのものと交換して同じことをやってみたが、“できる”と“便利”の違いをまたもや身をもって体験することになった

基本アイテムであるスマホやスタンドをほかのものと交換して同じことをやってみたが、“できる”と“便利”の違いをまたもや身をもって体験することになった

ウィキーポケットキーボードとライフリンク。USB充電ケーブルを中心とした薄系ガジェットは、使う目的と自らのモバイルスタイルを熟知した上で入手するのがいいだろう。筆者は、自分には向いていないスタイルが分かっただけで価値があったと思っている

ウィキーポケットキーボードとライフリンク。USB充電ケーブルを中心とした薄系ガジェットは、使う目的と自らのモバイルスタイルを熟知した上で入手するのがいいだろう。筆者は、自分には向いていないスタイルが分かっただけで価値があったと思っている

 米国市場はともかく、どうも筆者の世界最薄計画は早々に頓挫しそうな雰囲気になってきた。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:「ウィキーポケットキーボード」
       「ライフリンク USB充電ケーブル」

価格:アスキーストアにて7970円(ウィキーポケット)、3179円(ライフリンク)で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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