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デスクトップPCの油没冷却に再挑戦! 第3回

「A10-6800K」油没リベンジで“普段使いはOK”を達成

2017年02月26日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII.jp

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より確実に冷却するなら?

 今回で得られたデータから、トップクロックを下げずに常用しつつ、ちょっと負荷をかけてもOKにするとしたら、どんな手段があるだろうか。なるべくお手軽で考えてみたところ、以下の3つが浮かんだ。

その1。単純にオイルを足す。油量10kgの結果からすると、30kg用意すれば問題なさそうである

その2。ヒートパイプや冷却棒を用意して油を効率良く冷やす。本数は必要になるが、冷却棒の冷却にめどが立てば、油量を減らすこともできそうだ

その3。ヒートシンクにフロートを付けて浮かせておく。これにより効率よく、上層部の熱を奪えるハズだ

次はRyzen+GPUか?

 条件付きながら、ようやくTDP 100Wをさばくことができた。今回の試作機は、ゴムコーティングの寿命を調べるため、また過酷な環境と定評のあるASCII編集部倉庫で放置し、定期的に動作テストをチェックしていくので、報告する機会があるだろう。

 古いパーツを使用して油没にトライするにしても、最低で1年、できれば2年は運用できたほうがなにかと楽しめる。また今回やスティックPC油没を得られたデータからすると、M.2のみ油没といったこともできそうなので、またフラっとレポートすることもあるだろう。

 さて、Ryzenに加えてGPUも対処するとなると、水槽だけでは難しそうだが、こちらも目処がついた時点で、テストレポートをお送りしたい。

 さて、Ryzenの発売日が、(ようやく)今回の実験中に発表されており、ちょうどイイ感じの相手である。CPUに加えて、GPUも対処するとなると、水槽だけでは難しそうだが、こちらも目処がついた時点で、テストレポートをお送りしたい。

おまけ写真

 最後に、今回も検証開始が夜遅くからで、ベンチマーク中は長々とヒマだったので、いろいろ撮影にいそしんだ。被写体がかわいい女の子でないのが残念だが、油没グラビアができたので掲載しておこう。ごく一部のマニアは、ものすごく興奮する写真に仕上がっているかもしれない。

【機材協力】

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