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NETGEAR製品導入事例

「シギラベイサイドスイート アラマンダ」が宿泊客向けWi-Fi環境を更新した背景を聞く

宮古島のリゾートホテル、ネットギア無線LANで「ストレスなし」実現のワケ

2017年01月23日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

提供: ネットギア

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コントローラー型無線LAN採用で、沖縄本島からの遠隔監視サービスが実現

 沖縄エジソンでは当初、スタンドアロン動作する業務用アクセスポイントを客室数ぶん用意し、個別に設定/管理する構成で提案することを考えていたという。しかし、それでは同じ設定作業を170回以上繰り返さなければならず、集中監視/管理もできない。そこでネットギアの営業担当から提案されたのが、コントローラー型無線LANの導入だった。

 「無線LANコントローラー(WC9500)を導入すれば、ホテル客室向けに開発されたコンパクトなアクセスポイント(WN370)が一括管理できることを教えていただきました。コントローラーの管理画面ですべてのアクセスポイントの稼働状態を監視できますから、沖縄エジソン本社からのリモート監視が可能になるというメリットもありました」(嵩原氏)

 コントローラー型無線LANを採用したことで、沖縄エジソンからの提案は、ゲストWi-Fi環境の保守サポートも含めたものになった。通常時は沖縄本島(那覇市)にある本社からリモート監視を行い、緊急の現地作業が必要になった場合には、宮古島に常駐するスタッフがオンサイト作業に当たるというものだ。

無線LANコントローラーの管理画面。この画面を沖縄エジソン本社からリモート監視している

 さらに、有線ゲストネットワークの更新も提案した。ネットギアのスマートスイッチ/アンマネージプラススイッチを導入し、すべての客室ネットワークをVLANで完全に切り分けてループの発生を防ぐ。もうひとつ、フロアスイッチはPoE対応の製品とし、客室内のアクセスポイントをPoE給電にする工夫もしている。

 「万が一、アクセスポイントのリブート作業が必要になっても、PoE給電ならば客室に入ることなく、スイッチ側でケーブルを抜き差しするだけで作業ができますから」(嵩原氏)

アラマンダのゲストWi-Fiネットワーク概念図(ホテル本館部分)。WC9500は1台で最大200台までのアクセスポイント(AP)を一元管理できる

客室フロアのバックヤードに配置されたフロアスイッチ(JGS524PE)。このスイッチから各客室のアクセスポイントにPoE給電している

手間のかからないWi-Fi環境で「ホテルスタッフが本来のサービス業務に専念できる」

 沖縄エジソンからの提案が採用され、新しいゲストWi-Fi環境の敷設作業がスタートしたのは2016年8月のことだった。まずは有線ゲストネットワークを構成するスイッチを入れ替え、無線LANコントローラーを設置し、9月上旬から各客室へのアクセスポイント設置を始めた。

客室のチェスト下など、アクセスポイントは目立たない場所に取り付けられた

 ただし夏はホテルの繁忙期であり、客室はほぼ満室の状態が続いていた。そのため、客室内にアクセスポイントを設置していく作業には苦労したという。

 「ゲストが客室に滞在されている間は作業に入れませんし、清掃作業後に入ると部屋を汚してしまうおそれがあります。つまり、アクセスポイントの設置作業ができるのは、ゲストがチェックアウトしてから客室清掃が終わるまでのわずかな時間だけでした」(嵩原氏)

 そこで沖縄エジソンのスタッフは毎日、各客室のチェックアウト予定を確認して、部屋が空き次第すぐにアクセスポイントの設置に入るという作業を繰り返した。途中からは客室清掃スタッフとも顔なじみになり、「ここの部屋が空いてるよ」と教えてもらうこともあったという。最終的には、9月中に173の客室すべてにアクセスポイントを設置することができた。

 「われわれ(沖縄エジソン)だけでなく、ホテルの客室スタッフや清掃スタッフ、地元の施工業者、そしてネットギアと、この工事に携わった皆さんの協力があってこそ、短期間で更新作業が終えられたと思っています」(嵩原氏)

 新しいゲストWi-Fi環境の構築が完了したのは、2016年10月下旬のことだ。それ以降、取材までのおよそ2カ月間は「ゲストからのクレームはまったくありません」と時田氏は語った。本来のサービス業務に集中できるため、ホテルスタッフのストレスもなくなったと喜ぶ。今後、沖縄エジソンからは毎月、ゲストWi-Fiの稼働状況や利用実態のレポートが提出されることになっている。

 なおアラマンダでは、ゲストネットワークとは別に業務用ネットワーク(有線/無線LAN)を敷設しており、現在のところ、業務用タブレットなどはこのネットワークを利用している。だが今回、リニューアルによってゲストネットワークがVLANやマルチSSIDの機能を備えたため、将来的には業務用ネットワークも統合することが可能になっている。

* * * * *

 「今回、シギラリゾート内でアラマンダが初めてコントローラー型のゲストWi-Fiを導入し、成果を出しました。リゾート内のほかのホテルでも、この知見は生かしていきたいと考えています」(時田氏)

 アラマンダでは現在、今夏オープン予定の新しい宿泊施設「ファミリーロッジ」を建設中だ。またシギラリゾート内では、5つめとなる新たなホテルの建設も進んでいる。これらの施設でどのようにゲストWi-Fiを提供するのかはまだ検討中だが、今回の導入成功で得られた知見が生かされることは間違いない。

 「容量を気にせずSNSへの写真アップなどを楽しみたい、だからゲストWi-Fiを使いたい、というお客様が本当に増えています」と時田氏。宮古島での楽しいリゾート体験を支える“インフラ”として、アラマンダのゲストWi-Fiはこれからさらに活躍していくだろう。

(提供:ネットギア)

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