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3.5万円の4K液晶はPCゲーム&PS4 Proの福音となるか? 第2回

3万円以下のビデオカードで4Kゲーミングはできる?

2016年12月30日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 最後は「World of Tanks」で試していこう。なお、フレームレートは「Fraps」を使用して、「戦車訓練」プレイ中(60秒間)を計測。最小、平均、最大をまとめている。

 正直、対戦中に画質を気にしている余裕はないジャンルのゲームになるが、4K解像度でのゲームプレイはかなりグッド。初期にプレイして以来遊んでいなかったが、ガッツリプレイしたくなった。

「World of Tanks」の4K(左)とフルHD(右)時のスクリーンショット。パッと見でも、転輪や履帯が高精細になっているのがわかる

World of Tanks フルHDフレームレート(単位:fps) better→

World of Tanks 4Kフレームレート(単位:fps) better→

 「Radeon RX 470 4GB」でも、4K解像度の平均フレームレートは30fpsになっている。動きが激しくないゲームなので、30fps出ていれば十分だ。

 ただ、「Radeon RX 470 4GB」とフレームレートが最小42fpsになった「GeForce GTX 1060 6GB」との価格差は8000円程度なので、余裕を持って「GeForce GTX 1060 6GB」を選ぶのも良いだろう。

ミドルクラスでも4Kゲーミングを満喫可能

 ビデオカードのなかでは定番人気となっているミドルクラスGPU搭載のビデオカード。4K解像度ではGPU負荷の高まるゲームシーンによっては描画設定をカスタマイズする必要性が出てくるが、4Kゲーミングも十分可能だ。

 すでに購入している人も多いだろうミドルクラスビデオカードで、4Kゲーミングを体験できるのは、うれしいところ。

 また、高精細描画や迫力あるフルスクリーンにこだわらないなら、1920×1080ドットのウインドウが4枚表示できる4K液晶ディスプレーの広大な作業領域を活用して、ゲーム画面を1920×1080ドットや2560×1440ドットのウインドウで表示しつつ、攻略サイトを見たり、動画を表示したりといった“ながら”ゲーミングするのも、ひとつの選択肢になる。

 これから「ファイナルファンタジーXIV」などのMMORPGを始める人は、攻略サイトを見ながら、メインクエストや装備などを集めてサクッと最前線プレイヤーに追いつくのも手だろう。

高精細な表示が4Kゲーミングの醍醐味だが、従来と同じフルHDなどの解像度で、“ながら”ゲーミング。迫力は欠けるが、MMORPGの素材集めやレベリングなどにベストだろう

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