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月刊 格安SIM王 第24回

iPhone 7に合うワイヤレス接続のスマホオーディオ機器

2017年はスマホでいい音を聞こう! スマホとセットで使うオーディオ祭

2017年01月16日 11時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII.jp

提供: ケイ・オプティコム

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オーディオテクニカ「ATH-DSR9BT」
驚異のピュア・デジタル・ドライブ

 「ATH-DSR9BT」は、スマホからドライバーまでアナログ変換せずにデジタル伝送するワイヤレスヘッドホン。メーカーでは「ピュア・デジタル・ドライブ」方式と呼称している。音質に影響するアナログな電力の上下が発生しないため、音に変わる寸前まで伝送に関わる音質劣化がないことが特徴。ドライバーは45mmの大口径。24bit/8kHzの音声情報を576kbpsで伝送できる新規格「aptX HD」への対応にも注目したい。

 フルデジタルの影響なのか、音質はBluetoothヘッドホンとは思えぬ情報量。中域の高い密度が持ち味と言える。ケーブルレスの気安さも相まって、気持ちよく聴ける音に仕上がっている。なお、44.1kHz~96kHz/24bitのハイレゾ再生にも対応しているが、それはPCと専用USBケーブルで接続した場合のみなので注意が必要。

主なスペック
メーカー オーディオテクニカ
製品名 ATH-DSR9BT
実売価格 6万5000円前後
ドライバーユニット φ45mm
重量 約315g
インピーダンス 38Ω
接続端子 Micro USB Type-B
連続使用時間 約15時間
対応プロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック AAC、aptX HD、aptX、SBC

USB接続時にはハイレゾ再生可能

アナログに変換するプロセスがないため、スマホからのデジタルデータがそのままヘッドホンのドライバーに伝わる

ソニー「MDR-1000X」
ワイヤレスでノイズキャンセリングでハイレゾ!

 Bluetooth接続かつ、ノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホン「MDR-1000X」。ワイヤレスでもハイレゾをサポートする伝送規格「LDAC」に対応しているため、ウォークマンやXperia XZなどのLDAC対応機器では開放的なワイヤレスで高音質な楽曲を楽しむことができる。LDAC対応機器はまだ少ないが、ソニー製品以外にも徐々にひろがりを見せつつある。

 そもそも、“ワイヤレスかつハイレゾでノイズキャンセリング付き”という製品は極めて選択肢が少ない貴重なもの。音質と利便性を兼ね備えた製品だ。

主なスペック
メーカー ソニー
製品名 MDR-1000X
直販価格 4万3070円
ドライバーユニット φ40mm
重量 約275g
インピーダンス 46Ω
接続端子 ステレオミニジャック(充電はUSB)
連続使用時間 最大20時間(NC ON時)
対応プロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック AAC、aptX、LDAC、SBC

MDR-1000Xには“全部入り”という言葉が似合う

音楽再生操作は、側面の広い平坦なスペースをタップ。その他の操作系は右側下面に集中。なお、装着したまま通話も可能

ラディウス「HP-NHL11」
Lightningu端子でiPhoneと直結できる

 「HP-NHL11」は、iPhoneなどiOS機器のLightning端子に直結できるイヤホン。DACとアンプを内蔵しているため、これだけでハイレゾ再生ができるというイヤホンだ。特に従来のヘッドホンジャックを持たないiPhone 7/7 Plusでは重宝するだろう。

 ドライバーユニットはHigh-MFD構造を搭載、高音質化を行っている。ケーブル分岐部はDAC内蔵アンプのほか、操作ボタンがあり、楽曲再生や通話の制御もできる。ただし、HP-NHL11にはマイクが搭載されていないので、通話はスマホ本体のマイクを使うことになる。

主なスペック
メーカー ラディウス
製品名 HP-NHL11
実売価格 8700円前後
ドライバーユニット φ13mm
インピーダンス 25Ω
重量 約18g
接続端子 Lightningコネクター
ケーブル 約120cm(Y型)タイプ

イヤホンジャックの代わりをこなすのはLightningケーブル!

ケンウッド「KA-NA7」
スマホに似合うコンパクトアンプはいかが?

 普段はスマートフォンで再生していても、やはり自宅では据え置き型オーディオとスピーカーを使って聴きたい。そんな人にオススメなのがケンウッドのプリメインアンプ「KA-NA7」。スピーカーは自由に組み合わせてもよいが、LS-NA7という推奨スピーカー(実売価格1万9000円前後)も用意されている。

 LS-NA7はコンパクトサイズかつ、スマホだけでなく様々な入力ソースに対応、PCなどUSB経由ならハイレゾ再生(192kHz/24bit、WAV/FLACファイル)もOK。幅110×奥行き179mmとフットプリントも小さい、デジタル時代の手頃な据え置き型アンプだ。

主なスペック
メーカー ケンウッド
製品名 KA-NA7
サイズ 110×50×179mm
重量 430g
実用最大出力 10W+10W
入力 3.5mmステレオミニ、USB、Micro USB、角型光端子
対応プロファイル A2DP、AVRCP
対応コーデック SBC
対応フォーマット WAV/FLAC(192kHz/24bit)、MP3、WMA

コンパクトさが身上。スピーカーを組み合わせず、そのままお気に入りのヘッドホンやイヤホンを挿してもよいだろう

KA-NA7に推奨スピーカーLS-NA7を組み合わせた状態。これでも17インチPCくらいのフットプリントだ。本体をスマホやPCとつないでディスプレー下の空間に、スピーカーを机の両端に置けば立派なデスクトップオーディオの完成だ

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(提供:ケイ・オプティコム)

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