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月刊 格安SIM王 第23回

iPhone 7&Suica対応、リアル店舗続々、通話定額人気

輝け、格安SIMの10大ニュース2016パート2!

2016年12月14日 11時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII.jp

提供: ケイ・オプティコム

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10大ニュースその9:音声がおトクなプランが格安SIMから続々

 1月下旬に発表された“5分間までの通話が定額になる”楽天モバイルのサービスを皮切りに、各社から音声がお得なプランが続々登場。今までは格安SIMでお得な通話といえば、IP電話アプリを利用するものや、通話料が割り引かれるものだったが、元と同じ電話番号で発着信ができ、遅延などの通話品質も同等のまま、月額850円の定額料を払えば5分間までの通話が無料なのだからインパクトは大きい。

 格安SIMの最大の弱点“通話は高い”を完全に打ち破るこのサービス、その後、楽天モバイルのシェアが急拡大したのは言うまでもなく、音声通話対応SIMの契約比率が高いことも楽天モバイルの特徴となっている。他社が追随した後でも5分間無料といえば楽天モバイルというイメージは定着している。

主な国内通話定額オプションの例(IP電話は除く)
サービス名 オプション金額(税別) 内容
楽天モバイル 850円 5分以内の通話は何度でも無料
IIJmio 830円 5分以内の通話は何度でも無料、同一mioID間(家族の回線など)は30分以内まで無料
IIJmio 600円 3分以内の通話は何度でも無料、同一mioID間(家族の回線など)は10分以内まで無料
OCNモバイルONE 850円 5分以内の通話は何度でも無料
DTI SIM 780円 5分以内の通話は何度でも無料
BIGLOBE SIM 650円 3分以内の通話は何度でも無料、または最大60分(1200円)の通話無料の選択
フリーテル 399円 1分以内の通話は何度でも無料
フリーテル 840円 5分以内の通話は何度でも無料

10大ニュースその10:iPhone 7発売&Suica対応開始

 おサイフケータイとは無縁のiPhone。それが突如としてJR東日本のSuicaに対応というニュースは大きな反響を呼んだ。

 「おサイフケータイ」ではなく、ApplePayの一環としてSuicaに対応、電車にも乗れるというものだ。Suicaに対応するということは、交通系ICカードの全国相互利用サービスに入っているところは利用できるわけで、これまでSuicaが利用できていれば、PASMOの首都圏私鉄やICOCAのJR西日本管内をはじめ、全国で利用できるようになった。

 利用開始日には多少の戸惑いや混乱もあったようだが、すでに活用している人は多数。iPhone 7だけでなくApple Watchの第二世代も利用可能なので、自動改札機に腕時計をかざしている人も少なくないはず。

 そしてこのSuica対応、もちろん格安SIMでも利用できる。たとえばmineoでは、コミュニティサイト「マイネ王」にて検証が行なわれ、無事「mineoのSIMを挿したiPhone 7でも問題なくApple Payを使える」という結果が報告されている。

番外色々

 格安SIMでは、2016年も様々な出来事が起きた。たとえば格安SIMの開拓者的存在の日本通信は「b-mobile」の事業をU-NEXTと協業することを発表、独自に尖ったサービス展開を行なってきた日本通信だけに他社との協業は意外。

 3月下旬のiPhone SEの発売も驚きのニュース。為替の影響もあるものの、当時最新のiPhone 6sと同じプロセッサーを搭載しながら、画面が小さいだけで大幅に安く売られ、格安SIMにぴったりの端末として歓迎された。

 イオンモバイルの参入も大きなニュース。それまでイオンの店頭ではIIJmioなどを扱っており、独自にサポートを付けて端末セットを売っていたが、ついに自分がMVNO事業者になってしまった。しかも、料金が安いことから開始直後から大人気で、店頭・ネット受付のどちらも大混乱が続いたことは記憶に新しい。

iPhone SE登場は、ハイエンドSIMフリースマホ時代の到来を告げる出来事だった

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(提供:ケイ・オプティコム)

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