コンパクトで精密な外観が好感度を上げている
YOGA BOOKは10.1インチのワイドIPSパネル(1920×1200ドット)を採用し、極めてコンパクトだ。筆者が日常使っているiPad Proと比較しても2周りほどコンパクトで携帯重量も約30gほど軽い。
同じWindows 10搭載モバイルPCとして筆者が日常使っている「ThinkPad X1 Carbon」と比較しても、感覚的には外観の大きさや重さ、薄さは半分近くコンパクトな印象だ。360度折り返してタブレットイメージで片手でホールドする時も690gは我慢できる重量だ。
「ドルビーオーディオプレミアム」の標準搭載でYOGA BOOKを通称“テント型”(ウォッチモード)にトランスフォームして、ミュージック動画などを再生しても素晴らしい。
背面から見るウォッチバンドヒンジ部は従来のモノより細かく、より精密な印象を受ける。こだわりのパーツゆえにユーザーの好感度も高いだろう。
YOGA BOOKに向かって右側面は、左から電源ボタンと音量調整ボタン、マイクロフォンとヘッドフォンのコンボジャックが配置され、反対の側面には、左からmicroUSBポート、nanoSIM/microSDカードスロット、microHDMIポートが並ぶ。
2段構造のSIMスロットは、手前にmicroSDカード、奥にキャリアのnanoSIMカードを配置する。筆者は、FREETELのデータ通信専用SIMと東芝の64GB microSDカードを利用している。
YOGA BOOKへの充電は、付属のUSB/ACアダプター以外でも、5.2V 2.0Aの出力のあるごく一般的なUSB/ACアダプターでも充電可能だ。
筆者が使用していたケーブルでは、YOGA BOOKがあまりにも薄すぎて、少し太めのmicroUSBプラグが本体をテーブル面からごくわずかだが持ち上げてしまっていた。
共通テスト基準による公称バッテリー駆動時間は13時間なので、省エネルギー駆動ではなく、多少パワフルな設定で使っても半分の6時間半は稼働できた。
筆者は、ACアダプターを使える環境じゃない場合は、極めて薄いUSBモバイルバッテリー(8000mAh)を同時に携帯するようにしている。
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