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エレコム30周年記念モデルが俺たちを狙い撃ちに来てる

士郎正宗デザインのアニソン特化型ハイレゾイヤホンが凄い

2016年11月29日 11時00分更新

文● 飯島範久 撮影●篠原孝志(パシャ)、高橋智 編集●村山剛史/ASCII

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ハイレゾ対応プレーヤーのNW-A30シリーズで士郎正宗モデルを試聴

2つのイヤホンを試聴してみた

 ということで、さっそく試聴してみた。今回使った機材は、発売間もないソニーのウォークマンA30シリーズとiPhone 7 Plus。楽曲はハイレゾ音源&最近のアニソンを中心にチョイスしてみた。

 まずハイレゾモデルの「EHP-SH1000SV」は、アルミハウジングなこともあり、かなり重みを感じるものの、装着してしまえば重さはそんなに感じず、疲れるということはない。ただ、イヤーキャップはしっかりフィットするものを選ばないと、動いているうちにズレることがあるかもしれない。

「ベートーヴェン交響曲第9番<合唱>」カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー/第4楽章の合唱部分は、ほんと脊髄に響いて鳥肌モノ
「My Only Place」スフィア/出だしのピアノと、ボーカルの響きがとても心に染みる

 ハイレゾ対応なのでウォークマンA30シリーズでカラヤン指揮のベートーヴェン交響曲第9番合唱付きを聴いてみた。音源が1976~77年なので録音品質は必ずしもいいものではないはずなのだが、中域から高域にかけての弦楽器、管楽器の響きがすばらしい。第4楽章の合唱パートも高域が脳に響き渡り背中がゾクゾク来た。古い音源であってもその魅力を余すとこなく表現してくれている。

 続いてスフィアの新曲「My Only Place」ハイレゾ版を聴いた。ボーカルがしっかりとしていて、低域のベースは重く、高域のハイハットもしっかりクリアで、音場の広がりをとても感じる。バラード調なので、非常に心に染み入る。

 ほかにもハイレゾではないが、CJ Bollandの「Electronic Highway」とかUnderworldの「Second Toughest in The Infants」Perfumeの「COSMIC EXPLORER」などなど聴いたが、テクノ系(いま風に言えばEDM?)は私好みのドンシャリにイコライジングすると、もう最高。ベースとバスドラの重低音と高域のシンセが割れることなく脳を直撃する。ドンシャリにしても、ボーカルはしっかりクリアに耳に届くから、思わずヘッドバンキングしてしまう。

 基本的に、「EHP-SH1000SV」の潜在能力を引き出すために、イコライジングするのがオススメ。今回は自動的に調整してくれるClearAudio+をオンにして聴いたが、好みに応じて調整するほうが、楽曲の魅力を引き出せるかもしれない。

「COSMIC EXPLORER」Perfume/ピコピコサウンドとボーカルが脳内を駆け巡る感じ。解像感は申し分ない

 一方、「EHP-SL100A」シリーズのほうはと言うと、ハイレゾの「EHP-SH1000SV」で聴いたあとだからどうだろうと思っていたのだが、これがびっくりするほどいい。特に低域の響きは、かなり重みを感じるほどでCJ BollandやPerfumeといった低音が利く楽曲を聴いても、物足りなさをまったく感じない。

 アニソンに特化したチューンとのことだが、スフィアの「My Only Place」は、女性のボーカルが非常に心地よく聴こえる。高域はさすがに「EHP-SH1000SV」まではいかないが、かなり頑張っている。「My Only Place」のカップリング曲「Miracle shooter」は、ポップで明るくテンポの速い曲だが、こういう曲調はこのEHP-SL100Aの本領を発揮という感じで、音像はしっかりクリアで、バランスよく聴かせてくれる。

 またiPhoneでも聴いてみたが、イコライジングすれば低域も響いてくれる。同梱モデルを使うよりはこちらがいいと感じた。

アニソン+ハイレゾがイヤホン業界を切り開く

 とにかくチャンスがあれば、ぜひ試聴してほしい。「EHP-SH1000SV」は、士郎正宗氏のデザインをまとったハイレゾ高音質設計なので、アニソンに限らず幅広い楽曲を聴いてもらいたい。「EHP-SL100A」シリーズは、2000円台という価格ながら、しっかりした音質、しかもアニソンに特化したチューンだから、スマホの安価な同梱イヤホンを使っている人はこれに切り替えることをオススメしたい。

リーズナブルな価格に似合わぬ意外な音質。懐が限られている中高生などには絶好の1台といえよう

 すでに巷のハイレゾ楽曲でもアニソンというジャンルが無視できない規模になっている。そんななかでのアニソン特化イヤホンの投入、しかもデザインは士郎正宗。業界新規参入組のエレコムならではの振り切った企画には好感がもてる。アニソン・ゲーソン系楽曲がiTunesに貯まっている人なら、だんぜん注目すべし。

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