テレビ東京とフジテレビは別アプリと連携させる
テレビ東京とフジテレビのコンテンツも表示されるのだが、サムネイルをタップして再生しようとすると、専用アプリが起動する。あらかじめ、「テレビ東京動画プレイヤー」と「FOD」をインストールしておこう。インストールされていないと、ダウンロード画面へのリンクが表示される。
どちらのコンテンツも、ほかの放送局と同様にCMが表示されてから、本編が再生される。再生を終了すると、それぞれのアプリのトップに戻るか、「TVer」に戻るかを選べる。そのため、追加の2アプリをインストールする必要はあるものの、UIとしては「TVer」を利用している感覚で視聴できる。
TOKYO MXだけは専用アプリで視聴する
「TVer」では、最近勢いのあるTOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)は視聴できない。TOKYO MXを視聴するなら「エムキャス」アプリもインストールしておこう。本来は首都圏で放送されているが、アプリを使えば全国で視聴できる。ちなみに、日本国内限定で、GPSをオフにすると再生できないので注意。また、番組を再生しても強制的に全画面表示にはならないので、手動で端末を横にしよう。視聴予約は可能だが、もちろん録画はできない。一部のコンテンツは過去の番組も再生可能なのがうれしいところだ。
一番のウリは、放送終了後ではなく、放送と同時にリアルタイムで視聴できる点。番組表に「ON AIR」と表示されている番組は、テレビと同じ内容が表示されるのだ。
以上が、4つのテレビアプリの説明書となる。すべて、利用は国内のみ。再生もストリーミングのみで録画は無理だ。視聴できるのは一部のコンテンツに限られており、テレビと同じように楽しめるわけではない。とはいえ、ネットさえ繋がっていれば、コンテンツを楽しめるのはありがたい。もし毎週見ている番組があるなら、テレビ録画したりデータを移動したりする手間なしに視聴できる。テレビ好きにとってはまさに神アプリ。無料なので、暇なときにインストールして試してみることをお勧めする。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。
この連載の記事
-
第131回
スマホ
スマホで会議を録音するならイチオシの「HT Professional Recorder」を徹底解説 -
第130回
スマホ
大量のコピー&ペーストを手軽に捌けるiPhoneアプリ「Copied」を徹底解説 -
第129回
スマホ
麻雀やろうぜ! 初心者向けセット麻雀御用達2つのiPhoneアプリ -
第128回
スマホ
バーコードで蔵書をリスト化するiPhoneアプリ「ブクログ」を徹底解説 -
第127回
スマホ
満を持してリリースされた「Google ToDo リスト」アプリを徹底解説 -
第126回
スマホ
今更聞けないマインドフルネスをiPhoneアプリで体験する -
第125回
スマホ
料理するならマスト! 人気のレシピ動画アプリ3本の使い方を徹底解説 -
第124回
スマホ
イベントでの混雑もわかるようになった「Yahoo!乗換案内」を徹底解説 -
第123回
スマホ
家にあるモノをデータベース化できるiPhoneアプリ「monoca」で自己管理を徹底しよう -
第122回
スマホ
5つのSNSの同時予約投稿やフォロワー管理ができるiPhoneアプリ「Statusbrew」を徹底解説 -
第121回
スマホ
インスタ映えする飲食店やスポットを検索できるスマホアプリを徹底解説 - この連載の一覧へ