3.5インチシャドウベイは最大で8台のHDDを搭載可能。ドライブの固定は樹脂製のトレイに差し込むだけでよく、ドライバーなどの工具は不要だ
シャドウベイは取り外し可能。大きいサイズのビデオカードを差したいとき、水冷システムの置き場所、エアフローを重視したい場合などに活用したい
エアー吸入時のホコリを防ぐ防塵フィルターは前面2枚、底面2枚、上面1枚を用意。フィルターはケースのサイドやフロントパネルを開けることなく直接取り外し可能だ
最大で6基、2系統の冷却ファンを制御できるファンコントローラーを搭載。USBや音声端子にはホコリを防ぐゴムキャップが付いている
ケーストップファンカバーを外してみた。ケーストップは120mmファン×3基を搭載可能。ラジエーターは最大で360mmサイズが搭載できる
ケーストップのファンのカバーは三分割されている。搭載するファンの数やラジエーターのサイズに合わせてカバー面積を調節でき、静音と冷却を両立させる
2.5インチ専用ベイはマザーボード裏側に配置。エアフローを阻害しない位置にあり、3.5インチシャドウベイを消費しないでいいメリットがある
綺麗な配線ワークはエアフロー向上につながる。大きなケーブルホールと、あると便利なケーブルを束ねるマジックテープも標準装備だ
冷却ファンはフロント120mm×2基、リア120mm×1基を標準搭載。ケース全体では最大で7基のファンが搭載できる
本製品は静音重視とはいえ、静音パーツでガチガチに守るような設計ではないため、見た目や使い勝手は一般的なPCケースと変わらない。
しかし、細部には可能な限り開口部を減らしたり、振動を抑えたい狙いと工夫が垣間見れる。見た目のシンプルさと相まって、高性能を意識させないケースという趣きがある。
メーカーが掲げる本製品のテーマは「圧倒的な静音性と拡張性を実現したATX対応ミドルタワーPCケース」なのだが、このテーマを低価格でしっかり実現しているといえる。