このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第136回

Cubetto――木製がポイントのプログラミングおもちゃ

2016年10月25日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

単純明快と手触り

 ちなみに、前述の付属のマップは、1辺15cmのマス目になっています。その理由は、1回あたりの前身でCubettoが動く距離が15cmに設定されているからです。

 つまり、15cmの移動距離を前提として、積み木などの障害物を置いてしまえば、マップなしでも自分でコースを作ることができるのです。コースを作って、それに合うプログラムを組んでも良いし、プログラムなわせてコースを作っても良いでしょう。

 できることは、基本的には、ここまで説明してきた程度です。でも、対象年齢である3歳から、ブロックの役割を理解して並べて、木のロボットをコントロール経験は、非常に貴重だと思いました。

 受け身にならず、「機械は自分で操れるものだ」という原体験の存在は、プログラミングへのハードルを大きく下げてくれると思うからです。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン