タッチ対応の4K(解像度3840×2160ドット)液晶ディスプレーを搭載
液晶ディスプレイには、解像度3840×2160ドットのタッチ対応4Kパネルが使われている。4K解像度の映像は非常に精細で、写真や動画を楽しむのにピッタリだ。また、1画面あたりの情報量が格段に増えるので、作業効率がアップするというメリットもある。ただしドットバイドットの等倍表示にすると文字が小さすぎて読めないため、デスクトップの表示倍率を好みに応じて調節するといい。
入力時に確かな手応えがあるキーボード
キーボードはテンキーなしの84キー構成だ。一般的な15.6型ノートはテンキーを採用していることが多いが、フットプリントが小さい「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」ではサイズの都合上、テンキーが省略されている。残念ではあるが、そのぶん本体サイズが小さくなっていることを考えれば納得できる仕様だ。
キーストロークはカタログ上では約1.3mmとされている。数値的には非常に浅いのだが、入力時に確かな手応えがあり、タイプ感は悪くない。文書作成でも軽快に利用できるはずだ。またバックライトを搭載している点もうれしい。
USB 3.0端子、USB3.1 Type-C(Thunderbolt 3対応)、HDMI端子を搭載
インターフェース類はUSB 3.0端子×2、USB3.1 Type-C(Thunderbolt 3対応)、HDMI端子、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットの構成。15.6型ノートとしては数と種類が多いわけではないが、十分な拡張性を備えている。
バッテリー駆動時間のテスト結果は、約6時間6分
バッテリー駆動時間の公称値は、最大17時間とされている。そこで実際の駆動時間を計測するために以下の条件でテストを行なったところ、約6時間6分でバッテリー切れとなった。公称値よりもだいぶ短いのは、おそらく消費電力量の大きい4Kディスプレーを搭載しているためだろう。負荷の高い作業を行なえば駆動時間はより短くなる可能性があるが、無線LAN経由でネットにアクセスし続けるテストでこれだけもてば十分ではある。
バッテリー駆動時間テストの条件
- 満充電の状態からテストを開始し、休止状態へ移行するまでの時間を計測
- テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
- Windows 10の電源プランを「省電力」に設定
- 液晶ディスプレーの明るさを40%に設定
- 液晶ディスプレーの輝度調整機能を無効化
- 無線LANはオン、Bluetoothはオフに設定
- ボリュームは50%に設定
高い質感と優れた使い勝手を実現した、15.6型ノート
以上のように、「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」は15.6型ノートとしては十分な機能を備えている上に、高い質感と優れた使い勝手を実現している。多少重量はあるものの、外出先でもバリバリと作業をこなせるはずだ。これまで本体の大きさが気になって15.6型ノートに手を出さなかった方は、ぜひこの機会に「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」の購入を検討していただきたい。
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