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ファーウェイ通信 第30回

ワイドアパーチャ撮影もできて税抜4万2800円!

ダブルレンズ搭載のコスパ優秀な高性能スマホ「honor 8」レビュー!!

2016年09月28日 11時00分更新

文● 加藤肇、アスキー編集部 編集● ASCII.jp

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honor 8で最注目のダブルレンズカメラをチェック!

 ここからは、honor 8の最大の魅力であるダブルレンズカメラを見ていこう。

honor 6 PlusやHUAWEI P9につづいてダブルレンズカメラを搭載している

 honor 8のメインカメラは、ブランドこそ異なるが、同じファーウェイのフラグシップモデル「HUAWEI P9」と同様に、レンズを平行に2基配置した仕様になっている。片方のレンズに1200万画素RGBセンサー、もう片方のレンズに1200万画素モノクロセンサーを搭載するのもHUAWEI P9と同じ。RGBセンサーは色情報、モノクロセンサーが形状や輪郭のディテールの情報を取得しており、それらの情報を合成して1枚の写真に仕上げる仕組みだ。

ダブルレンズカメラは出っ張りがないデザインなのもうれしい

 honor 8では、ダブルレンズカメラの搭載により、F値0.95~16という範囲のデジタル絞りで実現する「ワイドアパーチャ撮影」が楽しめる。通常のスマホでは、ピントの合った部分以外をきれいにボケさせた写真を撮るのは困難だ。だが、この機能を使えば、一眼レフカメラをも上回るような強力なボケ味を持つ写真を撮影できるのだ。

ワイドアパーチャで撮影した写真はタップした場所に焦点を移動させたり、ボケ味を増減させることが可能

 ワイドアパーチャ撮影で撮った写真は、撮影後であっても自由に焦点位置や絞りを変更可能。魅力的な被写体を発見したら、とりあえずモードをワイドアパーチャ撮影にして、サッと撮っておき、あとから納得のいくように写真を“作りあげる”こともできるわけだ。

 また、食べ物の撮影に特化した「ナイスフード」モードも面白い。スマホカメラの用途として、食事の様子をSNSに投稿というのは頻度が高いと思われるが、実は料理をおいしそうに撮るのは結構難しい。このナイスフードモードであれば、色味などの設定を自動調整してくれるため、細かな設定をせずともスゴくいい感じで料理の写真が残せる。

上がナイスフードモードON、下がOFF。ONにすると食事の色合いが鮮やかになり、グッと美味しそうに写る

 そのほか、長時間露光を行なうことで光の軌跡を際立たせた夜景写真などが撮影できる「ライトペインティング」モードや、持ち主の顔を撮影時に認識して、あらかじめ設定しておいた美顔補正レベルに自動補正をしてくれる「パーフェクトセルフィー」モードもhonor 8では利用できる。

honor 8ユーザーの顔をあらかじめ登録しておくと、そのユーザーが自撮りする際は自動的にあらかじめ設定してたレベルで補正を加えてくれる

 そのほか、通常のモードで撮影した作例も多数用意したので、honor 8のカメラ性能をぜひ確認してほしい!

高性能なオクタコアCPUに4GBメモリー
ネットワーク面でもCA対応などSIMフリースマホの中でも強力

 honor 8で注目してほしい、もう1つのポイントである高いスペックについても詳しく見ていく。CPUにはオクタコアの「Kirin 950」(2.3GHz×4+1.8GHz×4)を採用し、性能と省電力性の両立を実現。4GBメモリーとAndroid 6.0の搭載も手伝って、非常にサクサクとした使用感だ。負荷の重い作業をしてもモタつくことがなく、とても快適に感じられる。高い性能を持つため、3Dグラフィックを用いるゲームやポケモンGOも快適に楽しめる。

 ディスプレーは前述のとおり、フルHD(1080×1920ドット)解像度の5.2型IPS液晶。太陽光下では明るさが自動調整されるほか、ブルーライトをカットすることで画面を長時間見続けても疲れにくくする「視力保護」モードも用意されている。

「視力保護」モードをオンにすると、ブルーライトを減らすことで目が疲労しにくくする

 バッテリー容量が3000mAhと大容量なのも見逃せない。実際に1日持ち歩いて、今回掲載した作例の撮影を行ない、さらにその合間にメールチェックやウェブ閲覧などもしてみたが、バッテリー切れになることなく帰宅できた。さらに9V/2Aの急速充電も可能で、対応のACアダプターが製品に付属する。この急速充電ではわずか30分の接続で47%まで充電できる。

 ネットワーク面でも、SIMフリースマホではあまり例が多くないLTEのキャリアアグリゲーションに対応。通信速度は下り最大262.5Mbs。対応周波数もLTEでバンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/38/40と多いため、国内での利用はもちろんのこと、海外でも安心だ。このあたりはSIMフリースマホならではメリットと言える。さらにデュアルアンテナを自動で切り替えて電波受信状況を改善する機能も搭載されている。

海外での利用に便利なデュアルSIM仕様。片方はmicroSDカードの増設にも使える

ファーウェイ「honor 8」の主なスペック
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1920×1080ドット
サイズ 約71×145.5×7.45mm
重量 約153g
CPU HUAWEI Kirin 950
2.3GHz×4+1.8GHz×4
(オクタコア)
メモリー 4GB
ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
対応ネットワーク LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8
/12/17/19/20/38/40
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠
(2.4/5GHz)
OS Android 6.0(EMUI 4.1)
カメラ画素数 リア:1200万画素×2
(ダブルレンズカメラ)
/イン:800万画素
バッテリー容量 3000mAh
急速充電(9V/2A対応)
SIM形状 nanoSIM
カラバリ サファイアブルー、サンライズゴールド、パールホワイト
価格(税抜) 4万2800円

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