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IFA 2016レポート 第14回

Xシリーズのフラグシップは、5.2型でも持ちやすい

新フラグシップ「Xperia XZ」をX PerformanceやZ5と比べてみた

2016年09月03日 10時00分更新

文● ゆうこば

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グローバル版の日本語環境もある程度は期待できるかも

 さて、本誌連載「週間リスキー」の読者のみなさまにはおなじみ、技適マークと日本語環境をチェック。結論から言うと、展示端末では技適マークは表示されたが、まだほぼ仮の状態と言えそう。ちなみに、モデル名は「F8331」。これが日本で出るモデルなのかは、まったく明言できない状態だが、日本語ロケールはもちろん、ロケール変更後に日本語IME「POBox Plus」は確認できました。

表示された技適マーク

日本語ロケールとPOBox Plusは確認

新センサー搭載で写真の色味が大きく改善

 XZは背面カメラも進化をとげています。具体的にはメインのカメラセンサーのほかに、レーザーAF用のセンサーと、RGBC-IRセンサーと呼ばれる赤外線レベルの不可視光を測定するためのセンサーを搭載。レーザーAFは暗所でのピント合わせを高速化し、RGBC-IRでは従来ではホワイトバランスが狂いがちだった夕焼けや青白い空間でも、「目で見たまま」の色で撮影可能とのこと。

上がお馴染みのメインのカメラセンサー。その下にレーザーAFのセンサー(黒)、RGBC-IRセンサー(白)、LEDフラッシュと続く

青っぽい空間でのデモ。左がXperia Z5で、右がXZ。左も一見キレイだが周囲が青めのため木材の部分が赤っぽく調整されてしまっているが、右側ではそれがない

 また、絶妙なカメラの変更点と言えば、X Performanceではなくなっていた「4Kビデオ」が復活しています。とはいえ、Z5 Premiumのようにディスプレーが4K解像度なわけでもないですし、データを転送するために使うソケットも速度の遅いUSB 2.0 Type-Cと、4K動画を扱うには、まだやや足りない部分があると言えるかもしれません。

4Kテレビなど出力機器を持っている人は、4Kビデオ撮影を活用してみよう

足りないのは「4K環境」と「4GBメモリー」
スペック値ではない部分で、他社と勝負か

 個人的には4Kまわりの仕様に加え、他社のハイエンド機には最近主流となっている4GBメモリーがないのも不満です。しかし、Xperiaはカメラの進化や「Battery Care」などのインテリジェント機能の搭載と、他社とは少し違う方向性に舵をとっているように見え、より多くの人に受け入れられそうで、今後もに注目です。

 なお、日本での展開については予定があるものの、まだ時期は発表されていません。また、3キャリアでの発売になるのか、それともSIMフリーモデルは追加されないのか? 日本での発表を待ちたいと思います。

日本で出たあかつきには、僕はフォレストブルーのXZを買います!

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