このページの本文へ

中国MaipouのLightningイヤフォンはベーシックになるか

2016年08月13日 12時00分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

装着感と遮音性は優秀

 son1600のドライバーは、9mm口径のダイナミック型が一発というシンプルな構成。DACの解像度は24bit/48kHzで、iPhone本体と変わりません。ケーブルはきしめん状のフラットタイプで、芯線は6N(純度99.9999%)のOFC。Lightning接続に関しては、当然ながらAppleのMFi認定を受けています。

 ハウジングのカラーは、ブラックとローズゴールドの2色。ハウジングやLightningプラグはアルミ合金製で、マットな金属の表面にアノダイズド仕上げが施されており、安っぽさは感じません。ハウジングの背面にチューニングポートがあり、2枚のシート状フィルターをフタで挟んでカバーする構造になっています。

 DACが収まっているリモコン部分は3ボタン型で、音量と再生/停止、送り/戻しの操作に対応。マイクは内蔵されていなので、通話はiPhoneのマイクに向かって喋ることになります。

 付属品はS/M/Lサイズのシリコン製イヤーピース(Mサイズは本体装着)のみといういさぎよさ。ポーチすら付きませんが、普段使いのイヤフォンで必要を感じたことはないので、これで良いでしょう。

 son1600の最も評価すべきところは、自然な装着感です。9mmという比較的小口径のドライバーと、薄くても剛性の取れるアルミ合金をハウジングに使っているせいか、バレットタイプのカナル型としてはハウジングの径も小さく、押しこむような感じもなくスルッと装着できる。遮音性にも不満はありません。

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中