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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第87回

iPhoneとスマホやPCのデータを送受信できる「Pushbullet」を徹底解説

2016年08月10日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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Android版アプリは高機能、SMSも送受信できる

 「Pushbullet」はAndroid版もリリースされているが、こちらはずいぶんiOS版よりも高機能。Googleドライブにもアクセスでき、画像だけでなく、さまざまなファイルを送信できる。ほかにも機能を搭載しており、例えばSMSをスマホ以外の端末で送受信できる。「通知ミラーリング」機能では、スマホに着信があると、PCに「着信呼び出し」のボックスがポップアップして、通話を終了させたりできる。Bluetoothヘッドセットを使って通話するような場合に、耳に手を伸ばさなくてもいいので便利だ。

画像以外にファイルを送信することもできる

「SMS同期」機能を有効にしておけば、ほかのプラットフォームでSMSを閲覧できる

アプリ上からSMSに返信したり、新規メッセージを送信したりできる

「通知ミラーリング」を有効にしておく

スマホに電話の着信や新着メールがあった場合などに、PCにポップアップする

友だちとつながって情報やデータを交換することもできる

 SNSアプリのように友だちとつながって、メッセージやファイルをやりとりしたり、Twitterのように特定のアカウントをフォローして情報を収集することもできる。

 とは言え、そのような使い方なら、ほかのアプリを使えばいいわけで、「Pushbullet」で無理につながる必要はないだろう。誤爆の可能性もあるし、自分のアカウントだけで運用するというのもアリだ。

右上の+から友だちを追加できる

メッセージやファイルをFacebookメッセージのようにやりとりできる

 以上が「Pushbullet」の説明書となる。スマホとPCでデータを連係するというニッチなニーズがある場合は、ばっちりハマる神アプリと言える。一般的にはメールやDropBoxで済ませていても、頻繁にテキストデータや画像を多数の端末でやり取りする場合は「Pushbullet」が便利だ。

 さらに有料のPro版にアップグレードすると、「ユニバーサルコピー&ペースト」という機能が利用できるようになる。これはスマホのクリップボードをほかの端末と共有する機能だ。ほかにもPro版だと、送信できるファイル容量が25MBから1GBまで増量したり、SMSなどを送信できる最大数が100通/月から無制限になるといったメリットがある。

Pro版は月額4.99ドル、もしくは年額39.99ドル


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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