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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第55回

iOSとAndroidからWi-Fi接続できる光学ドライブはなにかと都合がいい!

2016年08月09日 12時00分更新

文● 織野至

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PCレスでのリッピングはロスレスまで対応

Wi-Fi接続になる部分で軽い違和感を覚えるかもしれないが、アンテナ性能は良好であるため、ワイヤード感覚で操作できる

Wi-Fi接続になる部分で軽い違和感を覚えるかもしれないが、アンテナ性能は良好であるため、ワイヤード感覚で操作できる

 スマホやタブレットから接続して音楽CDをリッピングできるのも、本製品の魅力のひとつだ。

 接続については、Wi-Fiになっており、LDR-PS8WU2RBKにはブリッジ機能も用意されているため、リッピングをしながらスマホの操作もOKだ。

 また専用アプリLogitec CD Ripperはバックグラウンド処理にも対応しており、スリープ状態でリッピングが終了するまで放置することも可能だ。

 非対応の型式は、CCCDとCD Extra、SACD、UDFフォーマット。音楽CDをバックアップしたCD-R/CD-RWは再生可能だが、リッピングは行なえない。使用してみた限りでは、ほとんどPCのそれと変わりない。もちろん、スマホからCD-Rへの書き込みも同様だ。

音質設定の画面

音質設定の画面

本体の設定はウェブブラウザーから行なう。レスポンスは良好

本体の設定はウェブブラウザーから行なう。レスポンスは良好

 リッピングについては、ロスレス(FLAC/ALAC)、高音質1(AAC-LC 320kbps)、高音質2(AAC-LC 256kbps)、通常音質(AAC-LC 160kbps)、容量重視(AAC+ 96kbps)から音質を選択可能だ。

 リッピングした音源の再生は、iOSの場合「ELECOM Hi-Res Music Player」が必要。Androidの場合は、標準のミュージックプレーヤーで再生可能であり、microSDカードの存在を考えると、Androidユーザー向けの周辺機器ともいえる。

 なお、ジャケットや楽曲情報については、Gracenote MusicID経由で自動的に取得できるほか、手入力にも対応する。

 また、DVDの視聴にも対応しており、有料アプリ「Logitec Wireless DVD Player Plus」をインストールすることで、DVDの再生も行なえるようになる。

 この場合は、ベッドサイドのPCがスマホに置き換わっている人にとっては、地味ながら便利なアプリになるのではないだろうか。

これからの外付け光学ドライブ

 スマホといっても、カテゴリとしては極小PCになる。しかし、OSが異なるため、PC向けの周辺機器の利用には制限があった。その部分にアプローチしてきたのが本製品といえる。

 また、年間の光学ドライブ使用率がかなり低下しているが、たまに必要になるといった人にも向く製品だ。

 普段はスマホから接続しておき、資料などを読み込むときはPCに接続といった運用方法もある。ともあれ“いちおう保険で光学ドライブが必要”といった状況であれば、利用幅が広がる本製品をチェックしてみよう。

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