独自の液晶技術で8K相当表示も実現
シャープ「AQUOS」
現在では唯一液晶パネルを自社生産しているメーカーでもあるシャープ。最大の特徴はその液晶パネルだろう。独自の4原色液晶技術やUV2A技術などの数々の独自技術を盛り込んだモデルをラインアップしている。
「XU30」は2015年5月発表の機種だが、市販モデルとしては最大級の80V型の大画面モデルである。液晶パネルは独自の4原色技術を採用したもの(パネル方式はVA型)で、RGBの三原色にY(黄色)を追加し、色再現性を向上した。
しかも、独自の「超解像分割駆動回路」により、4K解像度パネルながらも8K相当の解像度の再現を可能にしている。地デジなどのフルHD信号も8K相当の高解像度で再現が可能になっている。
また、画面下部の内蔵スピーカーは、2.1chの3ウェイ6スピーカーとなっており、迫力ある音も追求している。
「XG35」も4原色技術採用の液晶パネルを採用し、独自の「超解像分割駆動回路」により8K相当の高解像表示が可能なモデル。直下型バックライトとエリア駆動を採用し、HDRにも対応する。
内蔵スピーカーは、左右に独立したボディーを持つ2ウェイスピーカーを備え、背面には低音専用のサブウーファーを2組搭載。スピーカーが左右独立となることで、広がり感豊かな音を再現できる。
「XD35」は3原色パネル搭載の4Kテレビの最上位モデル。映像信号回路は、上級機と同じく8K解像度までのアップコンバート回路を備える「X8-Master Engine」を採用し、より緻密な映像を再現。直下型バックライト+エリア駆動も同様だ。
HDR対応はもちろんのこと、「リッチカラーテクノロジー」の採用で、広色域再現も可能にしている。スピーカーは左右独立の「AROUND SPEAKER SYSTEM」となる。
「XD45」は6月発売の最新モデルで、スピーカーには上級機と同じく「AROUND SPEAKER SYSTEM」を搭載。サウンドチューニングをオーディオメーカーの「オンキヨー」が担当していることも特徴だ。
UV2A技術採用の液晶パネルや直下型バックライト+エリア駆動なども上級機と同様。高画質エンジンには、「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」を搭載し、HDR対応やBT.2020への対応も果たしている。
US40シリーズは、高効率のLEDバックライトシステムを新開発し、消費電力を抑えながらも画面輝度を向上した「リッチブライトネス」技術を搭載。HDRにも対応する。
映り込みを低減する「低反射N-Blackパネル」の採用など、上位機の技術を受け継いでいる。高画質エンジンは「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」で、内蔵スピーカーはオンキヨー製の2.1chスピーカーシステムを搭載していている。
「U40」は4KテレビのスタンダードモデルとなるシリーズだがHDR信号に対応する。パネルは「4K低反射液晶パネル」となっている。「リッチカラーテクノロジー」や「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」の採用は上級機と同様。内蔵スピーカーもオンキヨー製のシステムが備わっている。
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