自機の操作はオーソドックスなシューター方式
ショータ さ、基本的なルールは覚えましたよね。あとは機体の操作を覚えれば試合ができますよ。いちおう最初に言っとかないと駄目だと思うのですが、このゲームはキーボードとマウスを使った操作が圧倒的にお勧めです。ゲームパッドも使えるのですが、戦いながら僚機へ指示を出したりする都合上、ボタン数が限られるゲームパッドでの操作がどうしても難しくなっちゃうので。
イッペイ やっぱりそうなるよね。
カクッチ 自機の操作は、よくあるWASDキーで移動、みたいなスタイル?
ショータ そうですね、基本的には他のシューター系ゲームとあまり変わりませんので、慣れてる人ならすぐにできると思います。キーボードの『W』キーで前進、『A』で左平行移動、『S』で後退、『D』で右平行移動、旋回や視点移動はマウスの操作。右クリックでエイムモード(狙いをつけて射撃制度を高める)、左クリックで射撃、って感じです。あとは『F』キーで格闘、『G』でグレネードなどの特殊装備使用、なんてコマンドもあります。もう1つ、戦闘時に欠かせない重要な操作がカバーアクションです。
カクッチ FPSではよくあるよね。カベとか、敵の射撃に当たりにくい障害物に隠れて射撃するやつ。
ショータ 自機はキーボードのSpaceキーでスライディングができるのですが、スライディング中に壁や遮蔽物へ接触した場合、自動的にカバーアクションが発動し、遮蔽物に隠れた状態になります。遮蔽物の形状にもよるのですが、この状態なら前方からの射撃はほとんど当たりません。そこからちょっと顔を出して相手に攻撃したい場合、右クリックでカバー射撃モードに入りますので、そのまま左クリックで射撃して下さい。カバーアクション状態は後退(S)キーを押せば解除できます。
カクッチ これ、上手く使えると玄人感が出るよね。
ショータ そうですね。スライディング自体も、敵の攻撃から逃げるときに使っている人をよく見ますよ。でも、むやみに乱発すると、相手から逃げるためにスライディングしたのに、うっかり近くの壁に貼りついちゃってそのまま倒された、ってことも起きたりします。ゲーム設定から自動カバーを切ることもできるのですが、その場合はスライディング中に再度Spaceキーを押すことでカバー状態になります。カバーアクションを任意で行いたいなら、こちらの設定を適用する方がいいかもしれません。
イッペイ ねえ、格闘ってどんな感じなの? 俺、格闘ゲームならそこそこ自信あるよ。
ショータ 格闘武器は『ナイフ』や『クラブ』『ナックル』なんかがあるんですが、装備した武器によって固有のアクションが出るんです。モーションは通常の格闘と、移動中に発動するダッシュ格闘の2種類がありますね。ダッシュ格闘は発動が早いぶん終了モーションが遅くなります。あと、敵の背後に近寄って格闘キーを押すことで、一撃必殺の『バックスタブ』もできますよ。
イッペイ お、いいじゃん!
ショータ このバックスタブ、決めると専用モーションがあってすごいカッコイイんですけど、モーション中も敵からの攻撃は食らうので、終わるころにはやられてました……なんて展開もザラにあるのが悲しいところです。敵が多い場所では控えたほうがいいですね。
僚機を自在に操れ!
ショータ さて、次はこのゲーム最大の特徴であり最重要テクニックでもある、僚機の操作について説明します。
イッペイ これが不安なんだよねー。うまくできる気がしない。
ショータ 覚えればやることは決まってきますから、大丈夫ですよ。まず、何も指示を出していない状態だと、僚機は『追従』モードになっています。自機の後ろからついてきて、自機が攻撃した敵に攻撃したり、撃たれたら反撃したりって状態ですね。一応、この状態でも戦ってはくれますよ。ただ、棒立ちで射撃してるだけで結果的にすぐやられちゃうことも多いので、基本的には指示を出して遮蔽物にカバーリングさせたり、施設の制圧に向かわせたりした方がいいです。
カクッチ どちらかっていうと、自分が僚機のあとについていく方がいいんだろうね。自機やられるとポストチャージが減っちゃうし。
ショータ まさにその通りです。で、肝心の指示出しなんですが、基本的にキーボードの『1』『2』『4』キーを使います。『1』が僚機1、『2』が僚機2、『4』が両方の僚機に同時に指示を出せるボタンですね。プレイスタイルにもよるかなーとは思うんですが、僕は基本的に僚機は別々に動かしたいので、ほとんど『1』と『2』のボタンを使っています。
ということで、実際にやってみましょう。いずれかのキーを長押しすると、画面中央にこんなコマンドが出てきます。
カクッチ おー、いくつかコマンドが出てくるね。これで指示を出すと。
ショータ これが『コマンドリング』です。コマンドリングには『移動攻撃』『移動優先』『特殊設置』など、僚機への指示コマンドが表示されていて、ここにマウスカーソルを合わせた状態でボタンを離せば僚機が指示を実行します。
イッペイ これ、僚機に移動してほしい地点はどうやって示すの?
ショータ 実は、僚機への指示は基本的に『移動する地点の指示』と『移動中または移動後に取るアクションの指示』、この2つがセットになっているんです。ちょっと分かりにくいんですが、僚機はコマンドリングを表示した時点で、画面中央のターゲットカーソルが合っていた地点に移動します。なので、たとえば進行方向の壁際に移動させたいなら、まずはターゲットカーソルを壁際に合わせて、それからコマンドリングを出す感じになりますね。
イッペイ ほう。でも、それじゃ目視できる場面にしか移動指示は出せないんじゃない?
ショータ この方法だとそうですが、実は全体マップから移動を指示することもできるんです。まずキーボードの『Z』キーを押してマップを表示し、僚機を移動させたい地点にカーソルを合わせます。コマンドリングの操作は目視での指定と同じです。
カクッチ こっちのほうが細かい指示はできそうだね。近くの移動とか、戦闘中なんかの忙しい時は目視で指示、って感じになるのかな。
ショータ 大体そんな感じです。遮蔽物の端に移動させれば、ちゃんとカバーアクションを取ってくれますよ。壁がない地点に移動させたときも、そのまま周囲警戒モードに入るので、敵が近づいてきても応戦します。
イッペイ このコマンドリング、『追従』は分かったんだけどさ、ほかのコマンドはどういう特徴があるの?
ショータ 『移動攻撃』と『移動優先』はどちらも移動メインのコマンドなのですが、目標地点への進行速度が大きく違います。『移動攻撃』を選択すると、僚機は目標地点まで武器を構えながら移動するので、敵を見つければ攻撃してくれるぶん、速度は遅めです。対して『移動優先』は、ダッシュで目標地点まで移動してくれますが、途中で敵を見つけても無視します。なので、敵の多くいる場所を通過させようとするとあっという間に撃破されますね。
イッペイ 使い分ける必要があるんだね。
ショータ たとえば試合開始直後にポストトリガーへ向かう時など、移動先まで敵と会う危険性が少ないときは『移動優先』、敵との戦闘中に盾代わりに最前線へ出したいときは『移動攻撃』って感じです。
あと、『特殊設置』は、弾薬や体力の補給キット、地雷やレーダーといった機体ごとの特殊兵装を設置させるコマンドです。戦闘が激しいところに補給キットを置くと、戦線の維持に大きく貢献できますよ。『膝射(しっしゃ)』コマンドは、移動後に射撃精度を高める姿勢を取らせることができます。ただ、射撃精度がもっとも高まるのはカバーアクション時なので、だいたいはカバーで事足ります。カバー姿勢が取れない死角で敵を待ち伏せるときなんかに使いますね。
カクッチ とりあえず、移動の違いと特殊設置を覚えておけばなんとかなりそうだね。でさ、ちょっと気になってるんだけど、僚機への命令中に新しい命令を出すとどうなるの?
ショータ 基本的に、前の命令が上書きされますね。
カクッチ 僚機って、たぶん移動地点まで最短距離で向かっちゃうわけじゃない。たとえばある地点に固まっている敵を避けて、背後に僚機を回り込ませたいときとか、何回かに分けて指示を出さなきゃいけないの?
ショータ 実は、『予約モード』っていう、複数の指示を重ねられるモードがあります。これ、使いこなすとめっちゃ便利なので、頭の片隅に入れておいていただければ。使い方は、マップ表示中にSpaceキーを一度押すだけ。自動的に命令の入力が予約モードに切り替わります。この状態だと、命令が上書きされず、一度目の命令が実行されたあとで、次に入力した命令を実行してくれますよ。でも前提として、このモードは『Z』キーでマップを表示した状態でしか使えません。とっさの入力には不向きってことですね。
イッペイ 戦闘の激しいエリアに近付くまでは移動優先で、近づいたら移動攻撃に切り替え、とかもまとめて指示できるのか。これは覚えてると戦術の幅が変わってきそうだね。
ショータ 上手い人の中には、僚機に同じルートを何往復もさせる指示を出して、常に移動させることで攻撃を避けやすくする、なんて使い方をしてる人もいるみたいです。
カクッチ なるほどね、奥が深い!
ショータ さて、これで基本的なルールと操作の説明はおしまいです。ということで、このまま試合に挑戦! と行きたいところなのですが、お二人とも、まだ自分の分隊のカスタマイズをしていないですよね。
カクッチ うん。「カスタマイズって何?」状態だね。
ショータ 分かりました! 分隊設定も非常に奥が深くて、とても一回では説明できないので、次回は自機のカスタマイズや武装の種類、自機に搭載するAI『フィギュアヘッズ』について解説していきますよ!
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