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T教授の「戦略的衝動買い」 第385回

「後からピント」の先進カメラがスゴイ! 「HUAWEI P9」を衝動買い

2016年06月29日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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絞り値を0.95~16の範囲で指定できる
P9のワイドアパーチャ効果

P9のワイドアパチャー効果、被写体はレンズの前2m以内にあることが条件。ユーザーの好みでどこにでもフォーカスを合わせられる。そして、その場所での絞り値を0.95~16の範囲で指定できる

P9のワイドアパーチャ効果、被写体はレンズの前2m以内にあることが条件。ユーザーの好みでどこにでもフォーカスを合わせられる。そして、その場所での絞り値を0.95~16の範囲で指定できる

 この近景・遠景・パンフォーカスの仕掛けだけでもかなり楽しめたのだが、P9の「ワイドアパーチャ効果」はそれよりもはるかに素晴らしい。

 わかりやすい例として、筆者宅の近所の上野恩賜公園内にある“ボードワン博士像”を、ワンコの散歩のついでに撮影してみた。この時に使用した撮影モードは、「ワイドアパーチャ効果」を出すための撮影で、メインとなる被写体は2m以内にあることだけが条件となる。

 写真モードであるオート撮影時に最上段に表示される「絞りアイコン」をタップすることで、即座にそのモードに移行する。

 ワイドアパーチャ効果に適合したモードで撮影した写真には、先ほどのGalaxy S7 edgeと同様に、「絞り」アイコンが写真の下部に追加表示される。

 まず、撮影後の写真上に表示されたアイコンをタップし、続いて、フォーカスを合わせたい写真の好きな部分をタップ。すると、現在仮設定されている絞り値がそのフォーカスポイントにセットされ、写真のフォーカスが再設定されて、そのデータを元にリアルタイムに再表示される。

 参考例では、まずボードワン博士の顔部分をタップしてフォーカス位置を移動。絞り値は最大の0.95を指定した。見事に顔にはフォーカスがバッチリで、背景は被写界深度の極めて浅い大きくボケる写真となる。

 続いて、今度は、同じくフォーカスはボードワン博士の顔だが、絞り値を最低の16まで下げると、背景や前景のディテイルにもフォーカスが効いて、全体にピントの合ったパンフォーカス系の写真が表示される。

 いずれも、いろいろいじってみて、気に入った写真状況が表示されれば、その段階で右上のアイコン(筆者には何度見てもフロッピーディスクに見えるが……)をタップして保存できる。

ワイドアパチャー効果をうちのワンコに適用してみた。極めて被写界深度の浅いファンタジーな写真を創りだすことができる。これはハマる

ワイドアパーチャ効果をうちのワンコに適用してみた。極めて被写界深度の浅いファンタジーな写真を創りだすことができる。これはハマる

 ボードワン博士で行なった「ワイドアパーチャ効果」の処理だが、同じことを我が家のワンコでやってみた。

 一枚目は一時的にパンフォーカスな感じに表示されている公園でのスナップ写真だが、2枚めは、鼻先にフォーカスを移動し、絞り値を最大の0.95に設定してみた。

 すると、背景は大きくボケて、ほとんどワンコだけが浮かび上がったようなファンタジックな写真に変更できる。

 ボードワン博士の時と同じく、同じフォーカスでも絞り値を0.95~16の間で自由に変更することで、背景のボケ度も自由にコントロールできる。ユーザーのお好みでその設定を自由に楽しむことが可能だ。

 ワイドアパーチャ効果の写真はそれなりに大きなデータ量だとは思うが、メール添付やLINE送信では、現状表示された再調整不可能なイメージで送信される。

ワイドアパチャー効果の要素としてさまざまなフィルターが適用可能だ

ワイドアパーチャ効果の要素としてさまざまなフィルターが適用可能だ

 ワイドアパーチャ効果では、フォーカスポイントと絞り値以外に、さまざまなフィルター効果を楽しむことも可能だ。メインの被写体を除く背景をモノクロに変更したり、シャギー効果を取り込んだりすることも超簡単にできる。

 P9は、背景ボケ効果を出す「なんちゃってライカ機能」をはるかに超えたワイドアパーチャ効果を搭載した極めて興味深い商品だ。

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