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カナデジ〜吉井香奈恵とデジタルカメラ〜第12回

9nine吉井香奈恵が写す、フィルムカメラと有楽町の街

2016年07月01日 10時00分更新

文● 松野/ASCII.jp 写真●鎌田拳太郎

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フィルムごとに変わる雰囲気を楽しむ

Photo by Yoshii Kanae

 フィルム一眼レフカメラの醍醐味といえば、やはりフィルム交換です。使うフィルムごとに発色や現像後の雰囲気が大きく変わり、現行のデジタルカメラとは異なる独特の味が出せるため、それを求めてフィルムカメラを使っている方も少なくないですよね。

 写真用の35mmフィルムは市場規模こそ小さくなりましたが、今でもちゃんと生産されていて、量販店などで簡単に購入できます。2010年以降に発売された新しいフィルムの中には、特定の色のトーンを別の色にシフトさせるユニークな製品もあり、特に比較的若いユーザーの人気を集めているようです。

 今回2台のフィルムカメラを用意したのは、かんちゃんにもフィルムの使い分けを体験してもらうため。1台にはオーソドックスなカラーフィルム、もう1台には緑系の色が紫にシフトするフィルム『LomoChrome Purple XR 100-400』を装填し、状況に合わせて持ち替えていただいています。

Photo by Yoshii Kanae
Photo by Yoshii Kanae

 実際に『LomoChrome Purple XR 100-400』で撮影した写真、たとえばこんな感じです。本来緑色のはずの街路樹が鮮やかな紫色に変わり、それ以外の部分もやや青みがかっているのが分かりますね。フィルム特有の粒度の粗さも相まって、日常の風景とは一味違う、インパクトのある写真に仕上がっています。

 さて、ロケの最中に写真が見られない都合上、出来栄えの確認は後日改めて行いました。現像した写真を机に広げると、「自分で撮った写真だけど、こんなに味が出るんですね」と歓声を上げる彼女。フィルム撮影の感想を訊いてみました。

Photo by Yoshii Kanae
Photo by Yoshii Kanae
Photo by Yoshii Kanae

 「こうやって現像した写真を見ることって、今はあんまりないじゃないですか。これだけですごく新鮮だし、このままポストカードにしたいぐらい。あと、写真を見てみて思ったんですけど、人を撮るときもデジタルよりはっきり写りすぎない、風景に溶け込んでる感じが強い気がしますね。そこは自分の好みに合ってるかもしれません。

 色が変わるフィルムは、色彩自体のオシャレさも好きなんですけど、それ以上に自分で狙っていない色が出たときが楽しいです。何気ない景色でもシャッターを切りたい気持ちにさせてくれるっていうか……。なんか、海外旅行で知らない場所に行ってるときの感覚に近いかも」

 一枚一枚写真を手にとって眺めながら、「ハマりそう」と呟くかんちゃん。フィルムならではの雰囲気がすっかり気に入ったようでした。

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