このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

200fps超え!? GTX 1070/1080で『DOOM』の地獄めぐりも超快適!

2016年06月20日 18時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトラショータ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

FastSyncで高フレームレートも快適

↑GTX 1070環境で序盤で比較的描画負荷の高い「ファウンドリー」をプレーしたところ。フレームレートは軽く130fps以上出ている。画面右上に出るfps等の情報は、DOOMを英語モードで起動すると表示させることができる。

↑最高画質設定(ウルトラ+異方性16倍)かつ解像度4Kという過酷な設定であっても、GTX 1080なら60fpsが出た。遠景の手すり等のディテールがよりハッキリと表示されている。もちろんシーンによってはこれより低くなることもある。

 GTX 1070を使えば最高画質設定でもフルHDで130fps以上……リフレッシュレート60Hzの液晶を使っているユーザーから見ると、ひどいオーバースペックではないかと考えるかもしれないが、GTX 1070や1080といったPascal世代のGPUは60Hz液晶を持っているユーザーに効果絶大な「FastSync」という機能を備えている。詳しい解説はこちらの記事(関連記事)を見て頂きたいが、60Hzの垂直同期(Vsync)に従うと操作に遅延が出てしまうような高速書き換えな局面でも、FastSyncを使えば画面上に一番遅延の少ない画像が表示されるというもの。Vsyncオフに近い効果があるが、FastSyncは画面にティアリングが発生しないのでチラつきのない画面となる、というのが最大の注目ポイントだ。

↑FastSyncを使うには、GTX 1070/1080を導入したシステムでNVIDIAコントロールパネルを起動「3D設定の管理」→「垂直同期」と進み「Fast」を選択すればよい。ゲーム側の対応を考えずに使えるのもFastSyncの魅力だ。

解像度別にベンチマーク

 だがスクリーンショットだけで快適さを訴えるのは少々無理がある。そこで「Fraps」を使いファウンドリーのマップを移動した際のフレームレートを比較してみた。画質設定は前述の通りウルトラ設定に異方性16倍を追加したもの。解像度をフルHD/WQHD/4Kの3段階に変えてフレームレートの変化をチェックしてみた。

↑GTX 1070環境におけるDOOMのフレームレート。

↑GTX 1080環境におけるDOOMのフレームレート。

 現在シングルGPUではトップクラスの性能を誇るGPUだけに、フルHDなら144Hzの超高速液晶でも追いつかない200fps超えの超高フレームレートでプレイできる。特に、GTX 1080なら4K解像度でも平均60fps以上で滑らかなプレイが可能という点には驚きだ。リフレッシュレート60Hzの液晶で130fpsとか150fpsをだそうものなら、普通はティアリングが発生してチラチラしてしまうが、Pascal世代のGPUならFastSyncで画像も安定する。

まとめ:Vulkan対応でさらに高速化?

 本稿執筆時点ではまだ試すことができなかったが、DOOMは次世代OpenGLである「Vulkan」への対応を表明している。VulkanはOpenGL版のDirectX12というべきもので、中身はDirectX12の祖先であるMantleの発展形。つまりよりマルチスレッドを意識した処理ができるので、さらなるパフォーマンス向上が期待されている。

 残念なことにGTX 1070/1080は入手困難な状況が続いているが、Pascal世代のGPUをゲットすればDOOMのみならず、VRを含めたあらゆるゲームでハイになれる。今年はGPUの大変動の年。ビデオカードを強化して快適なゲーミング環境にグレードアップを考えてみてはどうだろうか。

【製品情報】
タイトル名 :DOOM(ドゥーム)
ジャンル :アクション
プレイ人数 :1~12人
発売日 :2016年5月19日(木)
対応ハード : PlayStation®4/Xbox One/PC(ダウンロード版)
価格 :¥7980円(税抜)
対応言語 :日本語音声/日本語字幕 、英語音声/英語字幕
対象年齢 :18歳以上(CERO Z)

■著者:加藤勝明

Steam入門記事まとめ

ジサトラ×アスキー Facebookページ

ジサトラにご意見募集中!

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

facebook

お便り募集

入門記事まとめ

メンバー紹介

  • カクッチ

    カクッチ

    スプラッター・ホラー系FPSが大好物のドS系ボス。使用PCパーツは当然最上位

  • アキラ

    アキラ

    MOBAやRTSなどeスポーツタイトル好き。ミドルレンジのPCパーツで最適解を探る

  • つばさ

    つばさ

    ゲーム動画担当。CPUの端子を素手で触るという豪快さに一抹の不安が残る自作超初心者

  • イッペイ

    イッペイ

    大紅蓮丸や大風連丸などムチャな自作ならこの人。MMORPGはぼっちでがんばる

  • ハッチ

    ハッチ

    2次元を追求する“VRアダルティスト”。アーケードゲームにも造詣が深い

  • キタムラ

    キタムラ

    日課はアキバのパトロール。自作パーツの掘り出しものを見つけるのが生きがい