補助電源ありのGTX 950より
スコアーが1割強ダウン
以前、補助電源ありのGTX 950を計測した際は「3DMARK」が“5959”、「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」が“6563”だったので、補助電源なしのスコアーは、1割強ほどダウンしている。
今回試した「GTX950-2G」のベンチマーク中の実測ブーストクロックは、最大で1215MHz止まりだったが、補助電源ありのGTX 950搭載ビデオカードは、スペック上のブーストクロックが1329MHzとなるオーバークロック仕様の製品になるため、GPUクロックの差が顕著に出ている感じだ。
ほかのメーカーの補助電源なしGTX 950は、スペック上のブーストクロックが1200MHzを超えている製品が多いので、ASUS「GTX950-2G」は、GPUが消費できる電力の上限設定(Power Limit)に、75W余裕を持たせて、設定してあるのかも知れない。
主な補助電源不要のGeForce GTX 950ビデオカード | |||
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メーカー | 型番 | GPUベースクロック/ブーストクロック | 実売価格 |
ASUS | GTX950-2G | 1026MHz/1190MHz | 2万円前後 |
MSI | GTX 950 2GD5 OCV2 | 1026MHz/1253MHz | 1万9500円前後 |
GALAX | GF PGTX950-OC-LP/2GD5 ZERO | 1038MHz/1216MHz | 2万円前後 |
GIGABYTE | GV-N950D5-2GD | 1051MHz/1228MHz(OC Mode) | 2万1000円前後 |
玄人志向 | GF-GTX950-E2GB/OC/ECO | 1038MHz/1216MHz | 1万9500円前後 |
玄人志向 | GF-GTX950-E2GB/OC/LP | 1038MHz/1216MHz | 2万500円前後 |
「3DMARK」実行中のGPUクロックは、1140~1170MHzの範囲で上下しており、1200MHz台で動作することは少なかったが、「World of Warships」をプレイした際は、おおむね1215MHzに張り付いて動作。ゲーム中のフレームレートは60~75fpsの範囲で推移し、とくにカクツクことはなかった。
GPUクロックは制限されるものの、ライト、ミドル級ゲームを遊べるパフォーマンスを維持している補助電源が不要なGTX 950は、安心して購入してOKだ。
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