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ファーウェイ通信 第23回

モノクロ写真も超キレイなライカダブルレンズカメラを搭載!

ライカカメラがスゴい! プレミアムスマホ「HUAWEI P9」を徹底レビュー!!

2016年06月15日 11時00分更新

文● 加藤肇、アスキー編集部 編集● ASCII.jp

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HUAWEI P9の最大の魅力、ライカダブルレンズに迫る!

 ここからは、HUAWEI P9の最大の特徴であるライカダブルレンズカメラを見ていこう。

HUAWEI P9の機能で一番注目したいのはやはりカメラ。「LEICA」の文字が!

 HUAWEI P9のメインカメラは、ライカ製の「SUMMARIT H 1:2.2/27 ASPH」レンズを平行に2基配置。このレンズはHUAWEI P9のために設計されたもので、ライカとのコラボの証であるロゴも本体背面に刻まれている。カメラ部分は本体と“ツライチ”になっており、出っ張りがまったくないのも注目してほしい。

 センサーは、片方のレンズに1200万画素RGBセンサー、もう片方のレンズに1200万画素モノクロセンサーを搭載。RGBセンサーが色情報を、モノクロセンサーが形状や輪郭のディテールを取得し、2つのセンサーから得た情報を合成して1枚の写真に仕上げる仕組みだ。この特別な仕様により、奥行き感のある写真が撮影できるとともに、超高速なAFも実現している。

ダブルレンズは片方が通常のRGBセンサーで、もう1つのモノクロセンサーは被写体のディテールを取得する

 また、深度計算専用のISP(Image Signal Processor)を世界初搭載しているのも重要である。これにより、ソフトウェアによる深度計算と比べて約2倍も高速に画像処理が可能。また、ISP搭載は超高速なAFにも貢献しているのだという。

 ダブルカメラならではの撮影機能としては、F値0.95~16という範囲のデジタル絞りにより実現する「ワイドアパーチャ撮影」が挙げられる。ファーウェイ製端末では同じダブルレンズ仕様の「honor6 Plus」でも搭載されていた機能だが、HUAWEI P9でも一眼レフカメラのような強力なボケ味を持つ写真を楽しめる。

タッチした場所を焦点位置に設定し、絞りもその場ですぐに変更できる

 通常のスマホだと、焦点の合った部分以外をきれいにボケさせた写真を撮るのは難しい。ワイドアパーチャ撮影では、ピントの合った部分はくっきりと、それ以外はボケて写るという写真が撮影可能になるのだ。理屈はさておき、どのような写真が撮れるのかは、下の作例を見ていただければおわかりだろう。

ワイドアパーチャ撮影の実際の作例

 ワイドアパーチャ撮影で撮った写真は、撮影後にギャラリーで確認するとアイコンが表示されている。それをタップすると、撮影後であっても自由に焦点や絞りを変更できるのが面白いところだ。「うーん、イマイチ狙ったとおりの写真になっていないな」と思ったら、カンタンに調整できてしまうわけで、いろいろ試していると時間を忘れてしまうほど楽しい。

撮影後に焦点位置や絞りを変更できる

ちなみに写真には左のサンプルのようなウォーターマークを入れることも可能

 さて、HUAWEI P9のカメラの魅力はワイドアパーチャ撮影だけではもちろんない。ここからはプロカメラマンによるレビューと作例でさらにその威力を詳しく紹介してもらおう。

写真を撮る楽しみが味わえる「HUAWEI P9」の画質をチェック
文● 周防克弥

 ライカといえば35mm判銀塩カメラの元祖ともいうべき老舗中の老舗だ。1913年に試作された0型ライカ(Ur Leica)に始まり、デジタルカメラが主流になった今でも35mm判銀塩フィルムを使用するM型ライカを生産し続けている。レンジファインダー型のカメラといえば多くの人がライカを思い出すだろう。そんなライカの技術が採用されているスマホとなれば、カメラ好きにとっては気になる存在なのは当然だ。

 細かいスペックは本文中でも紹介しているが、カメラは撮ってなんぼ。実際に撮影してみるのが、その実力を見るのに一番だ。

オートで撮影。コントラストの高い、明暗差の激しいシーンだが、ハイライトが完全に白飛びすることなく、シャドー部の描写性もノイズの少ない良好な画質。質感の描写性はかなり高い

感度をISO 50に固定してのオート撮影。感度優先オートとも言うべきか。光量が足りないシーンでは不意に感度が上がってノイズが出やすくなってしまうが、感度を固定できるのは便利。白い部分のグラデーションの描写性はかなり高く、淡い色の再現性も良い

ほとんど光の無い状態で、ISO 3200に設定して撮影。同時にワイドアパーチャ機能も利用し、開放F値0.95で絞り優先オート撮影。ちょっとノイズが多く、ディテールへの影響が出てしまっているが、スマホの画面やPC画面くらいで見る分には十分だ

こちらは通常の撮影モード、F2.2で撮影。ノイズは多いが粒子感のあるいい感じのノイズだ。シャープネスはかなり高く、質感も十分。ISO 3200の画像としてはかなり良好だ

 HUAWEI P9の特徴的な機能であるモノクロ写真も撮影した。

 最近は天然色の写真が当たり前になっているため、モノクロ写真が新鮮にも感じる。色情報が無い分、質感の描写性能や階調は格段に高い。豊かな階調の写真は懐かしくも感じるが僕のようにモノクロから写真を始めた人間にはここに写真の原点を感じる。ここまで豊かな階調でモノクロ撮影ができるデジカメはスマホにはそうそうないだろう。カラーフィルター効果が得られる機能があればなおよかった。

 撮影モードの基本はフルオートだが、画面下側から上に軽くスライドさせるとプロメニューが現れ、ISO感度やシャッタースピード、露出補正、AF切り替え、ホワイトバランスの設定ができる。完全なマニュアル撮影ではないが、かなり自由に露出補正が行えるのは素晴らしい。

 また本文で紹介している「ワイドアパーチャ」機能を使用すれば絞り優先オート的な利用も可能で、デジタル処理になるが開放F値0.95の超浅い被写界深度での撮影もでき、同機能では撮影後にピント位置の再調整や絞りを変えて被写界深度を変更することもできる。

レンズ固有の開放絞り値はF2.2だが(写真上)、ワイドアパーチャ機能の処理でF0.95の絞りが味わえる(写真下)。なお、ワイドアパーチャ機能は撮影後でもピント位置と絞りの調整ができる

 カラー撮影ではフィルムモードで3つのパターンが用意されで標準的なライカの発色の「スタンダート」のほか、「ビビッド」と「スムース」が選択可能だ。薄暗いシーンや近距離でのピンぼけ防止にレーザー光線を用いたパッシブ方式と像面コントラスト検出のハイブリッド方式になっている。実際に近距離では他のスマホよりも格段にピントが合いやすくなっている印象だ。

左上、右上、左の順にスタンダード、ビビッド、スムース。標準的なスタンダートは普通に写る。ビビッドでは発色とコントラストが高くなる。スムースでは色合いが落ち着いて周辺部の光量落ちが若干見られるが、雰囲気のある仕上がりで好みだ

同じくカラーモードを遠景も含めたシーンで。赤系の発色がビビッドでは飽和しそうなくらい彩度が高くなっている。スタンダートとスムースでは発色傾向は近いが、スタンダートでは暗部補正が強めにかかる。普通に撮るならスタンダートでいいが、ちょっと雰囲気を楽しみたいならスムースがお勧め

 軽快なAFとマニュアル感覚で使えるカメラ機能は、従来のスマホのカメラでどうしても感じたオマケ的な機能や操作性とは違い、普通のデジカメの感覚で撮影ができる。日常のスナップ目的ならコンデジや携帯性重視でミラーレス機を使う必要性を感じないくらいで、毎日持ち歩いて撮影したい気分にさせてくれる端末だった。

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