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第1期電王戦第2局もPONANZAの勝利、第2期叡王戦に羽生名人参戦で最強対決実現か?

2016年05月24日 15時00分更新

文● いーじま 編集●ジサトライッペイ

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PONANZAの玉は遠く、一気に詰みまでもっていかれる

この日の山崎叡王の昼食は瑠璃御膳。

 昼食休憩後にトラブル発生。電王手が導入されて以来トラブルフリーだったが、指そうとLEDランプが点いたところで止まってしまった。2回リセットをかけて動作を試みたものの、結局回復しなかったため、中断して修理することに。デンソーの澤田さんの話によると、カメラの通信部分で異常が発生してうまく撮影できなかったとのこと。これにより、掴む位置補正ができず止まってしまったという。

ちょっと不安そうに見つめる山本一成氏。
新電王手さんのLEDランプが点灯したあと止まってしまう不具合が発生。

 昼食休憩後、数手まで記者は入れるのだが、結局退出することに。約20分ほど時間がかかって再開。☖6五同桂とPONANZAが指した。ところが、☗同銀に☖2二玉が動かない。しばらくして電王手さんは動作したが、今度は時計がきちんと動作しないのが原因。再び中断の処置が取られ14時7分に再開した。

急遽スタップが登場して新電王手さんをチェック。

 休憩後から40分ほどゴタゴタしてしまったが、持ち時間の少ない山崎叡王にとっては、少しだけ得したかもしれない。午後に大津の会場で大盤解説が開始され、150人入る会場はいっぱいだったという。やはり人間×コンピューターの戦いはかなり注目度が高いのか? ただし、ニコ生中継中に突然途絶えるハプニングが発生。この日は裏方さんが大変な日となった。

 14時50分ごろ、78手目☖7九銀打ちからPONANZAが攻め始めた。山崎叡王は防戦一方で、評価値は-1000前後と厳しい状況が続く。ニコファーレで解説をしていた深浦康市九段が、山崎叡王の映像を見て「頭を抱えちゃダメだよ。ため息もダメダメ」と愛情たっぷりにエールを送っていたのが印象的だ。

この日のおやつもローソンの協賛で、ゼロ ノンシュガーチョコレートとブランクリームサンド。

 84手目の☖5六歩に対して山崎叡王が長考。持ち時間はみるみる減っていき、15時20分すぎに1時間を切ってしまった。これに対し、PONANZAはまだ3時間55分と余裕。PONANZAは考える時間が短くても強い。87手目にようやく☗7一角を打つ。対してPONANZAは、飛車も銀も逃げずに☖5七歩成とし一気に攻めてきた。評価値は山崎叡王の-1200前後だが、解説陣もこの時点でほぼ白旗をあげた状態になる。玉形の差が終盤に響いてしまった。

☖5七歩成と飛車や銀を逃がすでもなく攻め込んでいくPONANZA。

 その後は評価値が開く一方で、17時すぎにとうとう-3000を超えたあと“0”の表示に。“詰み”が見つかったようだ。PONANZAがノータイムで指しだし、山崎叡王もノータイムで受ける。17時15分に118手までで投了した。

投了図。残り時間は山崎叡王が12分、PONANZAが2時間57分。
終局後は感想戦を行なっていた。ソフトが感想戦までできる時代は来るのか?

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