このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

普及期に入ったOpenStackで「市場シェア、マインドシェアともトップを目指す」

レッドハット「OpenStack Platform 8」発表、国内事例も公表

2016年05月18日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

OSPを採用したフリービット「レッドハットならではのサポート品質」

 なお同日の説明会には、社内システムにOSPを導入したフリービットと、レッドハットおよびインテルと提携しOSPのエンジニアドシステム(事前検証済みシステム)を開発中のエーティーワークスの2社が出席した。

フリービット YourNet事業部 副事業部長の井口幸一氏エーティーワークス 取締役副社長の永井浩和氏

 フリービットでは、サーバーハードウェアやシステムの老朽化と運用管理の煩雑化に伴い、システムの標準化と機敏性を求めてOpenStackの導入に取り組んだ。実機検証も含め、数社のOpenStackディストリビューションを検証した結果、特にサポート品質の高かったレッドハットのOSPを選定。その結果、インフラ構築作業の75%が自動化され、「性能試験ではインスタンス46台を8分26秒で構築できた」(井口氏)。そのほか、ストレージ作業におけるベンダー依存性の排除、Glanceテンプレートによるインフラ構築の属人性排除なども実現したという。

 「当社がOpenStackを導入するのは初めて。まずは社内向けシステムとして利用を開始したが、将来的には顧客向けサービス基盤としても活用する方針で選定した。当社が望むOpenStack基盤が実現できたのは、レッドハットならではのサポート力、技術力があったからだと感じる」(井口氏)

フリービットが導入したOpenStackのシステム構成はシンプルなものだったため、監視システムを除けば「何も設計していない」という

 またエーティーワークスの永井氏は、最近では一般企業においてもOpenStack採用の気運が高まっているものの、「サイジングなど、設計段階に時間がかかってしまっており、すぐに利用開始できない」という課題があることを説明。この課題を解消すべく、レッドハットとインテルとの共同エンジニアリングに基づく検証済みシステム「OpenStack Easy Start Model」を開発中であると説明した。

 なおOpenStack Easy Start Modelは、1Uに4台設置できるエーティーワークスの「Rad Beagle」サーバーをベースに内蔵SSDをストレージとして使用する構成となっており、最小構成の9ノードを3Uスペースに格納することができる。

エーティーワークスの小型サーバーを採用し、9ノード+スイッチを3Uスペースに格納できる“超小型OpenStack環境”を実現

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

ピックアップ