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そもそも電子マネーとは? - 最新ガジェットは電子マネーでゲットせよ!!

2016年05月05日 12時00分更新

文● 小山安博、編集○ハイサイ比嘉

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ポストペイ型の電子マネー

 こうした電子マネーは、事前に現金を電子マネーに変換するため、プリペイド型と呼ばれる。これに対して、クレジットカードなどと組み合わせてあとから支払いを行うポストペイ型の電子マネーもあり、NTTドコモの「iD」などがある。

NTTドコモの「iD」

「dカード」

 とはいえ、ポストペイ型の電子マネーはクレジットカードとほとんど変わらない。前述の通り、日本では非接触ICを使った決済端末が普及し、これを利用してクレジットカードの支払いを行なうのがポストペイ型の電子マネーだ。厳密な定義に従えば、これは電子マネーとは呼びにくいだろう。

 今まで、電子マネーは非接触ICを使ったカードやおサイフケータイが主流だったが、最近はクレジットカードと同じように利用できるプラスチックカード型の電子マネーがいくつか登場してきている。「au WALLET プリペイドカード」や「LINE Payカード」などがあり、これも現金をチャージして電子マネーとして支払うタイプだが、マグストライプ(磁気ストライプ)を使うため、一般的なクレジットカードと同じ決済端末で支払いができるのが特徴。

「au WALLET プリペイドカード」

「LINE Pay カード」

 日本ではFeliCa対応の決済端末は多いが、それでもクレジットカードの決済端末の方が多いため、使える場所が多くなるのがメリット。さらに、仕組みとしてはクレジットカードと同様のため、海外でも使えるという点もメリットと言える。

 電子マネーは、現金とクレジットカードの中間のような位置づけだ。多額の現金を持ち歩くよりも安全で、支払いもスピーディでスマート。プリペイド型電子マネーであれば、クレジットカードと違って使いすぎもなく、未成年や子供でも一定額だけ利用できるお小遣いのような使い方もできる。

 電子マネーの利用でポイントが貯まるサービスも多く、そうした点はクレジットカードにも近い。こうしたメリットを生かしつつ、うまく電子マネーを使っていきたい。


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