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ドローンを“ドット化”した空中ディスプレイ 21世紀の夢は「空き地」から始まった

2016年04月25日 13時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 取材● みきーる

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未来は空き地ではじまる

 高城氏が強調していたのは「空き地」だ。

 「20代のころにNYに住んでいて面白い光景を見たんですよ。そのへんの壁に絵が描いてある。そこからキース・へリングのようなアーティストが生まれた。1990年代はサイバースペースにあまっているエネルギーをぶつけて表現する人たちが、いっぱい現れた。当時のサイバースペースはがらがらだった、フロンティアだったんです」(高城剛氏)

 インターネットの次に来る「空き地」はどこか。目の前の空間が空いているではないか。リアルな世界をまるで魔術のように変えられる技術が、ドローンという形で目の前に見えているではないか。高城氏はそう考える。

 そういえば超音波を使って空中に映像をつくるメディアアーティスト落合陽一さんも「魔法の世紀」という言葉を使っていた。空き地であらわれた魔法はまだ生まれたばかりだが、わたしたちの世界をあっさり変えてしまうのかもしれない。

 まずは年内に101機のドローンが見られるよう、計画の無事を祈りたい。



盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、記者自由型。好きなものは新しいもの、美しい人。腕時計「Knot」ヒットの火つけ役。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中

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