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T教授の「戦略的衝動買い」 第376回

ヌメ革なめらかさが気持ちいい、高級iPad Proケースを衝動買い!

2016年04月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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カッコよくApple Pencilを持ち歩けるペンフォルダー

iPad Proの特徴あるオプションのApple Pencil。その大事な先端部分を確実にホールドしてくれるペンホルダーの一部。手抜きのない綺麗な縫い目が安心だ

iPad Proの特徴あるオプションのApple Pencil。その大事な先端部分を確実にホールドしてくれるペンホルダーの一部。手抜きのない綺麗な縫い目が安心だ

 筆者は一目見てヌメ革の風合いに惹かれたが、悩んだのはオプションのペンホルダーだった。一見して、ペンホルダーの出っ張りはカバンからスリーブを出し入れする時の引っ掛かりとなって、実際の操作性を犠牲にするのではないかと感じたことだ。

 しかし、このアップルの長くてすぐにコロコロ転がってしまう収まりの悪い重量級ペンは、なんとかしないといけない厄介なシロモノでもあった。今では、外付けキーボードは個人的にはどっちでも良い蛇足製品であっても、アプリでの使い勝手も悪くないペンは何としても本体と一緒に持ち歩きたいアイテムだった。

 結局、必要性に迫られて、カバンへの収納の課題は先送りにして、ペンホルダーオプション付きのスリーブを購入したが、結果的には大正解だった。

 ペンホルダーも製作者がいろいろ悩んだ跡が見えるが、この長さのペンをカッコよく、確実に本体と一緒に持ち歩くように考えた場合、やはりこの位置がベストだろう。

ペン先をまず押し込み、扇型を描くようにペン後部を滑りこませ、ホックで固定すれば、Apple Pencilの固定は完璧だ

ペン先をまず押し込み、扇型を描くようにペン後部を滑りこませ、ホックで固定すれば、Apple Pencilの固定は完璧だ

 挿抜の仕方は、まずペン先を押し込み、円弧や扇型を描くようにペン尻を押し上げてホックで固定する仕組みだ。慣れてくれば極めて簡単で合理的な収納方法だと気がつくだろう。

 iPad Proをスリーブに入れておけば、カバンの中でほかのものと衝突して表面液晶が傷つくこともない。

 ソフトクリアTPUケースを付けたままだと、スリーブに挿抜する時に指先にかかる摩擦があまり気持ちのいい感触ではないが、スリーブはソフトクリアTPUケースを装着したままでも何とか使える範囲だった。

未練はあったが、使い勝手のよさを優先してソフトクリアTPUケースを使うのはやめにした

未練はあったが、使い勝手のよさを優先してソフトクリアTPUケースを使うのはやめにした

ソフトクリアTPUケースを取り外し、スッキリしたiPad Proの背面。これで極めてスムースにスリーブに出し入れできるようになった

ソフトクリアTPUケースを取り外し、スッキリしたiPad Proの背面。これで極めてスムースにスリーブに出し入れできるようになった

 いろいろ悩みはあったが、結局、筆者は、多少の未練を残したままソフトクリアTPUケースは外すことに決めた。iPad Proが破壊するほどダメージを受けない限り、多少の傷がつこうが擦れようが気にしないことにした。

 もはやiPad Proは仕事上でも個人的にも重要なクライアント・デバイスとなったので、しばらくはオークションなどで転売する事もなくなってしまった。このため、傷がついても気にしないという結論に達したと言える。

オマケで付いてくる革シール。もう忘れたけど、Apple Pencilを1周半くらいしたような……

全体が真っ白もデザイナーの思い入れは理解できるが、滑って書きにくいのも事実。革シールのおかげでしっかりとペンを握れるようになった

全体が真っ白もデザイナーの思い入れは理解できるが、滑って書きにくいのも事実。革シールのおかげでしっかりとペンを握れるようになった

 ずっと継続されるのかどうかは知らないが、現在、国立商店では、スリーブを買ったお客さんには、Apple Pencil用の滑り止めにもなる革シールをプレゼントしている。背面に粘着テープを貼り付けた本体と同色の薄い革シールだ。

「職人が作るオイルドレザースリーブ for iPad Pro 12.9インチ用 スペシャルエディション」と一緒に眺めてみても一体感がある

「職人が作るオイルドレザースリーブ for iPad Pro 12.9インチ用 スペシャルエディション」と一緒に眺めてみても一体感がある

 Apple Pencilは技術的にもよくできたスタイラスだが、ウンチク好きないつもの同社なので、歴史ある伝統的な“リアルな鉛筆サイズ”にこだわったせいか、スタイラスとしては多少長く、表面処理の関係で、筆記時にも滑りやすい感じがする。

 またエンジニア自慢の偏心構造を採用しているとは言え、軸の丸い構造は何かの拍子に机上をコロコロと転がって床に落ちてダメージを受けたりする危険性も高い。

 オマケの革シールは、ユーザーが好みでペンを持つ指先のちょうどいい位置に革シールを貼り付けるだけで、これらの問題のいずれにも効果的に対応できるアイデアだ。もちろん、スリーブ上のペンホルダーへの収納にも悪影響はない。

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