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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第5回

【鉄板&旬パーツ】何かと必要なファンの売れ筋をチェック

2016年04月12日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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コストはかかるが高いスペックでNoctuaがトップに

 以上でファン最新事情のおさらいは終了。続いて、静音BTO PCやカスタム水冷を扱っており、お手ごろ価格のロングセラーファンから、コアなユーザーに多くのファンを抱えるNoctua製ファンまで、さまざまなファンを扱っているオリオスペックに聞いた売れ筋ファンをお伝えしていこう。

Noctuaファンが豊富なオリオスペック。小型PCやロープロファイルCPUクーラーで使える80mmや90mmサイズのファンも在庫

1位
Noctua「NF-S12A PWM」

 一般的な120mmの売れ筋トップスリーを聞いたところ、1位は回展数300~1200rpmの静音ファンNoctua「NF-S12A PWM」で、「主にPCケース向けに購入する方が多いです」とのことだ。

 価格は2430円と高価だが、下限300rpmの低速回転で、騒音値は最大回転数の1200rpmでも17.8dBAと静か。その上、風量は最大107.5m3/h(63.27CFM)と、大きくなっている。確かにPCのケース向けに人気なのがうなずけるスペックで、フロント、リア、トップなどに複数搭載しても静かに吸排気できるだろう。

サイズ:120×120×25mm
制御方式:4pin PWM
回転数:300~1200rpm、L.N.A.使用時300~900rpm
風量:107.5m3/h(63.27CFM)、L.N.A.使用時83.2m3/h(48.97CFM)
静圧:1.19mmH2O、L.N.A.使用時0.73mmH2O
騒音値:17.8dBA、L.N.A.使用時10.7dBA

Noctua「NF-S12A PWM」

2位
Noctua「NF-F12 INDUSTRIAL PPC-3000 PWM」

 2位は同じNoctuaだが、産業向けのモデルで防塵/防滴(IP52)仕様になっている「NF-F12 INDUSTRIAL PPC-3000 PWM」だ。価格は2711円とさらに高くなっているが、静圧が最大7.63mmH2Oと非常に高く、カスタム水冷のラジエーター向けに複数個購入するユーザーも多いという(筆者もそのうちのひとりで4個購入……)。

サイズ:120×120×25mm
制御方式:4pin PWM
回転数:750~3000rpm
風量:186.7m3/h(109.89CFM)
静圧:7.63mmH2O
騒音値:43.5dBA

Noctua「NF-F12 INDUSTRIAL PPC-3000 PWM」

3位
Thermaltake「Riing 12 LED RGB Fan」

 そして3位は、柔らかい色でPCをライトアップできるThermaltake「Riing 12 LED RGB Fan」に。カスタム水冷に力を入れているThermaltake製だけあって、発光系ファンながら静圧重視設計でラジエーター向けにも使えるのが人気の理由とのこと。

 なお、LEDが単色カラー固定のモデルも人気だ。ただ、単色モデルは最大回転数や風量、静圧は同じだが、3ピンのDCコントロールになっている。

サイズ:120×120×25mm
制御方式:4pin PWM
回転数:800~1500rpm、Low Noise Mode 400~1000rpm
風量:22.14~40.6CFM
静圧:0.57~2.01mmH2O
騒音値:18.5~26.4dBA

ファンの外径部分にLEDを搭載する「Riing 12」シリーズ。ラジエーター向けもうたわれている

 そのほかでは値下がりし、1000円を切ったロングセラーファンのCoolink「SWiF2-1201 12cm/1200rpm」もオススメとのこと。最大18.2dBAと静かで、風量94.2m3/h(55.45CFM)とコストパフォーマンスは抜群だ。

6年近く販売されている定番ファンのCoolink「SWiF2-1201 12cm/1200rpm」。DC制御の3ピンファンだが、オリオスペックでは929円とお買得感ある価格になっている

【取材協力】

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