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Arduinoでの電子工作もアリ!なにやらスゴイキッズ向けワークショップに密着

2016年04月05日 18時15分更新

文● 吉田ヒロ

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Arduinoで電子工作

 休憩のあとは、Arduino(アルドゥイーノ)と呼ばれるワンボードマイコンを使った電子工作&プログラミングに挑戦。先ほど使用したScratchを利用してパソコンにUSBで接続したArduinoの動作をプログラミングしていきます。正直「いきなりハードル高けぇな」と思いました。

 プログラミングに入る前に、Arduinoの基板にもう一つ基板を装着します。さらに装着したこの基板にボタンや光センサーなどの部品を取り付けます。もちろんこれらの電子工作は、キッズ自らが担当。大人でも、基板を触ったことのないとピンを挿す位置などを間違えてしまいそうですが、キッズたちは先生たちのアドバイスどおりに器用に組み立てていきます。こうやって説明すると単純な仕組みですが、ハードウェアと連動させたプログラムであることをお忘れなく。光センサーが読み取った数値によって、次の動作を変えるといったプログラムに発展させることが可能ですね。

 組み立て終わったら、早速プログラミング。ボタンもしくは光センサーを選んで、それぞれがテーマに沿ったプログラムを開発。今回のテーマは、「ものの気持ちになってみよう」「家の問題を解決しよう」の2つ。

 試行錯誤すること約1時間。キッズたちが開発したプログラムの一部を紹介しましょう。まずは光センサーを利用した「家の問題を解決しよう」のテーマに取り組んだ作品。時間と分のほか「20」などの明るさを示す数字が画面に表示されます。電気を消すと「20」の部分の数値が変化して暗くなったことがわかるという仕組みです。

 次はボタンを利用した「ものの気持ちになってみよう」のテーマの作品。コップに描かれたキャラクターにはボタンが付いており、放置していると寝てしまいますが、ボタンを触ると目を覚ますという内容です。目を覚ました場合のセリフは複数あり、ランダムに変わるという力の入れよう。

 そのほか、目覚まし時計のプログラムもありました。組み合わせの発想が面白い思ったのは、顔が描かれたコップとPCの画面を上手く使った作品。ボタンを触ることで、画面上の吹き出しの内容が変わるのですが、あたかもその手前に置いてあるコップが話しているかのような感じでした。

 キッズたちは、ほかの人が作ったプログラムに興味津々でした。1日目はプログラミングと電子工作で終了し、一時解散となりました。

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