面のサイズはiPhone 5とほぼ一緒
外観的にはいろいろ懐かしい携帯電話の形状や特徴を持ってはいるが、購入してすぐにユーザーの行なうべき設定作業は最先端のAndroidスマートフォンそのものだ。まず国や言語の設定を行ない。続いてWi-Fi環境が自宅やオフィスにあれば、Wi-Fiの接続設定を行なう。
一般的には、その後にGoogleアカウントの設定を行ない、最後にmicroSIMを挿入してAPNの設定をすれば導入作業は終了する。
筆者的には久々に、極めて楽しくエキサイティングなスマートフォンの登場だが、まったく気がかりな点がないわけではない。老婆心ながら、以降、そのあたりにも多少触れておきたい。
まず最初の一つは、MUSASHI本体の外形サイズに関してである。搭載している4インチの液晶パネルからおおよそのサイズ感はあるはずだが、MUSASHIは折りたたんだ状態で、幅63.1×高さ123.1mmと、面サイズはほぼ4インチ液晶搭載のiPhone 5(幅58.6×高さ123.8mm)とかなり近い大きさだ。
ただし、折りたたみ時は2枚の液晶が重なる関係上、厚さは17.6mmとなり、少しだけ分厚く感じるユーザーもいるだろう。MUSASHI単体で見ているとあまり感じることはないが、実際に昔の携帯電話(2006年のボーダフォン 705SH)と並べて比べてみると、画面サイズの大きさに比例した本体サイズの差は一目瞭然だ。
しかし、実際に手に持って操作してみるとそれほどの違和感は感じない。やはりMUSASHIは昔の携帯電話の操作性の皮を被ったスマートフォンだというのが正しい理解だろう。
実機に触れる機会のない方は、iPhone 5を2台持った感覚を想像してみればいいのかもしれない。重さは198gで、物理キーパッドと液晶画面2枚分が効いているのかiPhone 6s Plusとほぼ同じだ。
そして、ケータイキーの操作になれたユーザーには極めて価値のある物理キーパッドだが、昔の携帯電話と比較してフタの部分に収まっている液晶パネルが大きくなった分だけキーパッドのサイズも全体に大きくなっている。
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