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T教授の「戦略的衝動買い」 第373回

タッチと物理キーの“二刀流” ガラケーライクなスマートフォン「MUSASHI」を衝動買い!

2016年03月30日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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面のサイズはiPhone 5とほぼ一緒

購入後、初めての充電を終えて導入作業を開始する

購入後、初めての充電を終えて導入作業を開始する

筆者は毎回、SIMの設定をパスしてWi-Fi設定を先行し、ほとんどの導入作業を終えるのが習慣となっている

筆者は毎回、SIMの設定をパスしてWi-Fi設定を先行し、ほとんどの導入作業を終えるのが習慣となっている

ほかのスマホからの移行ユーザーで、すでにGoogleアカウントとバックアップデータを持っているユーザーなら、ログインが終われば、あとは自動復元ですべてが終了だ

ほかのスマホからの移行ユーザーで、すでにGoogleアカウントとバックアップデータを持っているユーザーなら、ログインが終われば、あとは自動復元ですべてが終了だ

 外観的にはいろいろ懐かしい携帯電話の形状や特徴を持ってはいるが、購入してすぐにユーザーの行なうべき設定作業は最先端のAndroidスマートフォンそのものだ。まず国や言語の設定を行ない。続いてWi-Fi環境が自宅やオフィスにあれば、Wi-Fiの接続設定を行なう。

 一般的には、その後にGoogleアカウントの設定を行ない、最後にmicroSIMを挿入してAPNの設定をすれば導入作業は終了する。

MUSASHIの面サイズは、ほとんどiPhone 5と同じ大きさだ

MUSASHIの面サイズは、ほとんどiPhone 5と同じ大きさだ

 筆者的には久々に、極めて楽しくエキサイティングなスマートフォンの登場だが、まったく気がかりな点がないわけではない。老婆心ながら、以降、そのあたりにも多少触れておきたい。

2006年頃の全盛期の携帯電話(左)と折りたたんだ状態で比較するとこんなに面サイズが違う。すべてはタッチ液晶の普及標準サイズに基づく変化だ

2006年頃の全盛期の携帯電話(左)と折りたたんだ状態で比較するとこんなに面サイズが違う。すべてはタッチ液晶の普及標準サイズに基づく変化だ

 まず最初の一つは、MUSASHI本体の外形サイズに関してである。搭載している4インチの液晶パネルからおおよそのサイズ感はあるはずだが、MUSASHIは折りたたんだ状態で、幅63.1×高さ123.1mmと、面サイズはほぼ4インチ液晶搭載のiPhone 5(幅58.6×高さ123.8mm)とかなり近い大きさだ。

開いて比べるとよりその差異は大きく感じるが、MUSASHIを実際に手にとってみると見た目の差ほど操作性の違和感はない。見やすさの差を優先させたいと思う

開いて比べるとよりその差異は大きく感じるが、MUSASHIを実際に手にとってみると見た目の差ほど操作性の違和感はない。見やすさの差を優先させたいと思う

我が家にあった家族の携帯電話のうちからいくつかを取り出して並べてみた。やはり、使い方の変化による大きな液晶画面サイズの必然性が、製品変化の基本であることがよく理解できる

我が家にあった家族の携帯電話のうちからいくつかを取り出して並べてみた。やはり、使い方の変化による大きな液晶画面サイズの必然性が、製品変化の基本であることがよく理解できる

 ただし、折りたたみ時は2枚の液晶が重なる関係上、厚さは17.6mmとなり、少しだけ分厚く感じるユーザーもいるだろう。MUSASHI単体で見ているとあまり感じることはないが、実際に昔の携帯電話(2006年のボーダフォン 705SH)と並べて比べてみると、画面サイズの大きさに比例した本体サイズの差は一目瞭然だ。

 しかし、実際に手に持って操作してみるとそれほどの違和感は感じない。やはりMUSASHIは昔の携帯電話の操作性の皮を被ったスマートフォンだというのが正しい理解だろう。

他社の5.5インチスマホ(左)と比較するとコンパクトな4インチMUSASHI。折りたたんでタッチ液晶のスマホとして使えばiPhone 5サイズになる

他社の5.5インチスマホ(左)と比較するとコンパクトな4インチMUSASHI。折りたたんでタッチ液晶のスマホとして使えばiPhone 5サイズになる

携帯電話なのでストラップやチャームも普通に取り付けられるMUSASHI。折りたたんだこの状態のときにだけ、この液晶画面にクロコダイル柄やステンレスイメージなどの壁紙が表示できたらなかなかオシャレだ

携帯電話なのでストラップやチャームも普通に取り付けられるMUSASHI。折りたたんだこの状態のときにだけ、この液晶画面にクロコダイル柄やステンレスイメージなどの壁紙が表示できたらなかなかオシャレだ

 実機に触れる機会のない方は、iPhone 5を2台持った感覚を想像してみればいいのかもしれない。重さは198gで、物理キーパッドと液晶画面2枚分が効いているのかiPhone 6s Plusとほぼ同じだ。

 そして、ケータイキーの操作になれたユーザーには極めて価値のある物理キーパッドだが、昔の携帯電話と比較してフタの部分に収まっている液晶パネルが大きくなった分だけキーパッドのサイズも全体に大きくなっている。

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