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ThinkPad X1 Carbonからのスムーズな乗り換え感

ThinkPad T460sに突飛な要素はないが、使い勝手の良さは保証できる

2016年03月20日 09時00分更新

文● ASCII

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キーボードは相変わらず絶妙のタッチ

 基本スペックについては、まずCPUが第6世代のCore i(Skylake)となった。直販サイトなどで見ると現時点で選択できるのは、Core i7-6600U(2.6GHz)、Core i5-6200U(2.3GHz)の2種類。メモリーはオンボード4GB。空きスロットがひとつあり、最大24GBの搭載が可能だ。

 SSDは容量128GBからで、容量256GBと512GBにする場合は、SATAではなくNVMe接続も選べる(512GBはNVMeのみ)。パフォーマンスに直結する要素なので、予算が許せば、NVMeを選択すべきだと思う。GPUは標準ではCPU内蔵のIntel HD Graphics 520だが、カスタマイズでNVIDIA GeForce 930M(2GB)の追加が可能となっている。

 試用機の構成はCore i7-6600U(2.6GHz、TDP15W)、24GBメモリー、256GB SSD(NVMe接続対応のMZVPV256)、GeForce 930M、パネルの解像度は1920×1080ドット(10点タッチ対応)だった。ラインアップの中ではフル構成に近い。

 ベンチマーク結果はPCMark 7が5145。PCMark 8のHOME ACCELERATEDが3509、Creative Conventionalが4100、Work Conventionalが4381という数値となった。

編注:PCMarkの結果は、記事執筆時点に使用したものとは別の個体で改めて取り直したものとなります。スペックは同一ですが、最新版となり、計測時の設定なども改めて見直しています。(2016年3月30日)

 CrystalDiskMarkによる計測では、シーケンシャルリードが最大で毎秒1911MB、シーケンシャルライトが毎秒1280MB。かなり高速な結果が得られているように思える。バッテリー駆動時間はBBenchによる計測(ディスプレー輝度は100%、無線LAN接続で、バッテリー容量が100%から5%まで低下するまでの時間が約7.2時間、長くはないが十分な結果と言える。45WのACアダプターも比較的コンパクト。充電速度も速めなので、実用面で問題はないだろう。

天板は最新のLenovoロゴを縦にあしらうなど、シンプルに。

 騒音に関しては通常使用時ではほぼ意識せずに使えるレベル。深夜など静かな室内で作業をすれば感じるというレベルだ。ベンチマークなどで高負荷をかければ当然、静かとは言えないレベルになるが、不満はないだろう。発熱に関しても特に問題はなくこれもベンチなどで高負荷をかけると、左手のパームレストとキーボード付近がほのかに熱くなってくる程度だ。

 ちなみにT460sには、インテリジェントクーリングと呼ばれる仕組みが取り入られている。これはカバンの中、あるいは膝の上など、パソコンの利用シーンを判断して、マシンの負荷をコントロールするもので、デスク上では最大のパフォーマンスを出す一方で、膝の上やカバンの中では動作クロックを落として発熱を減らすことができるというものだ。

 2016年のThinkPadシリーズは過去の記事でもふれたようにフォームファクターに関わらず重量的には1.3㎏程度。(CPUなどパーツ構成も近く)X260やX1 Carbonなどシリーズの差による価格面での差もあまり感じられないものになっている。

 特に14型のモデルでは、ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 Yoga、そしてThinkPad T460sがありどれを選ぶかが悩みどころだ。その中でT460sを選ぶ理由としては、最低限の携帯性は維持しつつも、デスク上での操作感と拡張性は妥協したくない人ということになりそうだ。あまり突飛な要素はないが、キーボードやポインティングデバイスの操作感は非常によく、全体として使いやすい。各種ドックとの連携で、机上での拡張性の確保やセカンドディスプレーとの接続といったものもスムーズだ。

 もちろんバッテリー交換など、細かく言うとほしい要素はあるが、一方で旧機種(特に初代のThinkPad X1 Carbon)からの乗り換えであれば、操作感などの共通感は保ちつつ、3年、4年と経過した時間に見合った性能の進化(ディスプレーやSSDなど)が十分に感じられるはずだ。

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