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TOUGHPAD 4K「FZ-Y1D」 - GPUと4K HDMI入力でよりステキになった20型タブ

2016年03月18日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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発熱により温度が上昇するのは画面右上

 スペックアップに伴い、熱処理も作業の上で気になる部分だ。排気ファンは本体右上に用意されており、設定温度を超えるとファンが高速回転する仕様となっている。ある程度の騒音のあるオフィスや音楽を流せる自宅などでは気になりにくいが、やや高周波がキツく、静かな場所では気になる可能性が高い。

 また温度については掲載写真の通りで、排気ファンのある周辺部の温度が高くなっている。ただ、温度が上昇するのは画面右上、ソフトウェアなどのメニュー類が配置されることがそう多くない箇所である上、電子タッチペンでの運用中心のため、気になる方は少なくクリティカルなものではないだろう。写真処理をしながらのテストでも、熱によるストレスはほとんどなかった(うっかり画面右上を触れたときに気になったくらいだ)。

2時間ほど作業した状態での熱分布(本体正面)。使用した機材は「FLIR ONE」
こちらは本体裏面を撮影したもの
排気スリット。設定された温度を超えるとファンが高速回転する仕様。低速回転させ続けるモードもほしいところ

実際に作業をしながらストレステスト

 0.1mmの精度・2048階調の筆圧対応という電子タッチペンの仕様については変更はないため、描き口はこれまでのシリーズと同様だ。詳細は過去の記事を参考にしてもらうとして、スペックにアップに伴い、写真作業を中心にストレステストをしてみた。ベースとなるファイルは、6000×4000ドット、650dpi、16bit、sRGBの写真データだ。FZ-Y1DはAdobe RGBには非対応だが、sRGBをほぼ100%カバーとしており、最終的な出力がWeb中心となる場合や、プリチェック用としては十分だ。

電子タッチペンの挙動については、変化ナシで従来通り。ペン先がジャストにくるのでCAD向けであるのはそのままだ

 また現状では36メガピクセル以上のデジタルカメラも登場しているが、20〜24メガピクセルの製品が大半なので、そこのラインを重視している。たとえば、スタジオでテザー、もしくはWi-Fi経由でデータを送りつつ撮影したり、クライアントにレーティングをしてもらうといった場合を想定した。もちろん、自宅での作業用としての実効性能もイコールだ。

最大16GBメモリーを搭載可能なので、巨大な画像ファイルであっても5枚くらいまでは平行作業可能だった。長辺1万2000ピクセル、650dpiの画像をどうこうするというのでもなければ、まずOK。また枚数が多い場合は、素直に別途デスクトップPCを用意して作業を移行したほうがいい
Lightroom CC(2015)で現像してから、Photoshop CC(2015)でもりもりと塗ったり、部分的に調整レイヤーをかましたりなどしたもの。それほど拡大しなくてもいいので、作業が楽だった(サムネイル画像をクリックすると、7952×5304ピクセルの画像を表示します)
専用クレードル
膝上ではなくデスク上で使用する場合もOK
オプションにある電子タッチペン。やや太いのだが、位置精度が高く、慣れると便利

 写真の表示自体は、ストレスがなくもたつきもない。これは24メガピクセルでも42メガピクセルでも同様。テストしたのは、まず写真の取り込み。グラフのようになっており、ストレージ速度からすると妥当なラインだ。ストレージはSATA接続になっており、CrystalDiskMark 5.1.0 x64のスコアからもわかるように十分高速だ。

取り込み速度のグラフ。100枚程度であれば待ち時間はごくわずかだ
CrystalDiskMark 5.1.0 x64のスコア

 試用機のストレージ容量は256GBなので、バックアップは外付けストレージか、NASなどのネットワークストレージになるが、出先においてもUSB 3.0端子があるので問題はないだろう。ただし、このUSB 3.0端子は1ポートだけなので不便が生じる可能性はある。

 操作面については、電子タッチペンか画面タッチで済ませられる大きさなので、マウスが必要といったシーンは少ないハズだ。贅沢をいえば、背面や側面にUSBポートを増やしてほしい(筐体サイズから考えると、スペースは豊富なはず)。

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